ウェアラブルカメラは、ハンズフリーで撮影できるコンパクトタイプのカメラです。
スマートフォンと連動させることで遠隔でもライブ映像を確認でき、複数のスマートフォンと連動してグループ通話するなど、使用方法の幅が大きく広がります。今回の記事では、ウェアラブルカメラのスマートフォン連動機能について解説し、活用シーンや選ぶポイントも紹介します。
目次
ウェアラブルカメラのスマートフォン連動機能とは?
ウェアラブルカメラは、手に持たずに身体に装着して撮影できるコンパクトサイズのカメラです。
ウェアラブルカメラはほかの作業と並行しながら撮影ができるため、さまざまなシーンで活用されています。近年では、建設業や製造業などさまざまな作業現場において、遠隔からの点検や臨場など作業員の業務をサポートするためのツールとして導入されています。
ウェアラブルカメラは無線LANやLTE通信によってネットワークに接続でき、スマートフォンと連動させられます。スマートフォン連動機能は、作業現場において作業員の業務効率化に大きく貢献しています。
ウェアラブルカメラのスマートフォン連動機能の特徴
ウェアラブルカメラがスマートフォンと連動できる機能が備わっていると、スマートフォン上で以下のような使用が可能です。
スマートフォンからライブ視聴・録画の振り返りができる
ウェアラブルカメラとスマートフォンを連動することで、離れた場所にいてもスマートフォンから撮影映像を視聴できます。また、ウェアラブルカメラで撮影した動画や静止画はクラウドなどにデータ保存されるため、必要な動画や静止画を残しておきたい場合もスマートフォン操作で簡単にダウンロードできます。
スマートフォン – ウェアラブルカメラ間の通話
マイクとスピーカーが備わったウェアラブルカメラでは、ネットワークを介してスマートフォンとの通話が可能です。現場のようすを報告したり離れた場所から指示を出したりなどコミュニケーションをとれるため便利です。複数のスマートフォンと連動できる機能があれば、グループ通話も可能です。
動体検知がスマートフォンに通知される
動体検知機能が搭載されているウェアラブルカメラであれば、動きを検知したタイミングでスマートフォンに通知してくれる機能があります。夜間などの監視としてウェアラブルカメラを設置しておけば、何かあった際にも通知を受けとって早い段階で異常に気づけます。
スマートフォンでウェアラブルカメラの現場位置を確認
ウェアラブルカメラにGPS機能が搭載されている場合、位置情報をマップ上で確認できます。複数台のウェアラブルカメラを運用する場合にも便利です。
ウェアラブルカメラのスマートフォン連動機能のメリット
スマートフォン連動機能付きのウェアラブルカメラは、現場作業者の業務を大きくサポートしてくれるため以下のようなメリットが期待できます。
現場作業の効率化、作業者の負担を軽減できる
建設現場など、その場にいなくても作業工程の確認ができるため作業効率が改善します。それに伴い作業管理者の負担も低減し、コストの削減や人員不足の解消にもつながります。
ノウハウの伝承など人材育成に活用できる
建設業では少子高齢化に伴い、若い世代に技術を伝承できないといった人材育成も課題となっています。ウェアラブルカメラを導入して、ベテラン技能者の目線に立って作業のようすを記録すれば、教育資料としても使えます。また、ベテランの技能者や管理責任者が複数の現場をスマートフォン操作ひとつでスムーズに確認できるため、現場の品質向上も期待できます。
スマートフォン連動機能付きウェアラブルカメラを選ぶ際のポイント
ウェアラブルカメラを選ぶ際にスマートフォン連動機能のほか、どのような機能が備わっているとよいか選ぶポイントについて紹介します。
ウェアラブルカメラの装着や設置方法
ウェアラブルカメラは胸ポケットやヘルメットなどに装着して、ハンズフリーで撮影できることが特徴です。そのため、装着しやすいようにアタッチメントなどの装着パーツが備わっていると便利です。また、ウェアラブルカメラを固定できれば定点撮影にも活用できるため、三脚に設置できるかも合わせて確認しましょう。
背面ディスプレイ
ウェアラブルカメラに背面ディスプレイが備わっていると、撮影しながら映像の確認がスムーズに行えます。ディスプレイ上でメニュー操作や、バッテリーの残量確認などが行えると操作性や利便性も向上します。
防水・防塵性能
ウェアラブルカメラは屋外での使用にも耐えられるように、防水・防塵性能の高いものを選ぶことをおすすめします。雨風やホコリなどの侵入を防げるIP66以上のものがおすすめです。
手ぶれ補正機能
手ぶれ補正機能が備わっていれば、映像のブレが抑制され長時間のモニタリングでも問題なく視聴できます。ウェアラブルカメラは身体に装着して歩いたり作業したりしながらの撮影シーンが想定されるため、手ぶれ補正機能も確認しましょう。
バッテリー時間や給電方法
長時間の撮影や使用を想定する場合は、内蔵バッテリーの時間を確認します。モバイルバッテリーからの給電に対応したものであれば、安心して長時間の撮影もこなせます。
ウェアラブルカメラのスマートフォン連動機能の活用シーン
スマートフォン連動機能付きのウェアラブルカメラの活用シーンを紹介します。
遠隔監査や遠隔点検に
建設業をはじめ、さまざまな業界の監査や点検にウェアラブルカメラのスマートフォン連動機能が役立ちます。現地にいる担当者がウェアラブルカメラで撮影し、監査者や点検作業者がスマートフォンから現場のようすを視聴できます。定期的に実施しなければならない監査においては、現場までの往復時間などの低減につながるでしょう。また、機器トラブルなどの点検作業では、迅速に現場のようすを確認できるためトラブルの早期解決に役立ちます。
建設現場の進捗管理、遠隔臨場に
ウェアラブルカメラは、建設業の施工時の進捗管理にも活用できます。タイムプラス機能を使って1日の作業報告として動画を共有・保存すれば、報告作業の時間節約にもつながります。万が一トラブルがあった際も過去の動画を共有できるため、正確かつ迅速な情報共有に役立ちます。
スマートフォン連動機能付きウェアラブルカメラのおすすめ
スマートフォン連動機能付きウェアラブルカメラは、Safie Pocketシリーズのウェアラブルカメラがおすすめです。
Safie Pocketシリーズ
セーフィーの「Safie Pocketシリーズ」は、SIM搭載のため無線LAN接続や回線の手配不要で撮影・クラウド録画が可能なウェアラブルクラウドカメラです。
スマートフォンと連動機能も備わっており、スマートフォンからの映像確認や通話も可能です。複数のスマートフォンと連動できるため、グループでの通話や映像共有ができます。そのほか、操作性の高い背面ディスプレイや防塵・防水性能なども備わっています。
モバイルバッテリーが内蔵されているため、現場にカメラ1台持っていくだけの手軽さも特徴です。身体に装着して動きながらの撮影だけでなく、三脚に固定して定点撮影するなど自由度も高く、現場作業に導入するカメラとしておすすめです。
まとめ
ウェアラブルカメラはスマートフォンと連動させることで、活用方法や活用シーンの幅が大きく広がり、現場監査や点検、進捗報告など多くの業務で活躍してくれます。ぜひSafie Pocketシリーズのウェアラブルカメラをご検討ください。
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