解体現場に防犯カメラを設置するとさまざまなメリットが得られます。特に人目のない夜間は、防犯が気になるという方もいるのではないでしょうか。
注意点に気をつけ適切な防犯カメラを設置することによって、現場の安全だけでなく、うまく活用すれば業務効率化や生産性向上にも効果を発揮します。
本記事では、防犯カメラを導入するメリットやおすすめの商品を詳しくご紹介します。解体現場に防犯カメラを導入する際は、ぜひ参考にしてください。
目次
解体現場に防犯カメラを導入する理由とは
まずは、解体現場に防犯カメラを導入する理由を4つお伝えします。おもな理由は、次のとおりです。
- 防犯対策ができる
- 犯罪発生時の証拠として活用できる
- 解体現場での事故を防げる
- 本社と現場の連携強化が図れる
ひとつずつ詳しく解説します。
防犯対策ができる
解体現場に防犯カメラを導入する大きなメリットは、防犯対策ができることです。防犯カメラがあることで、犯罪の抑止力につながり、解体現場で働く従業員の安心感につながります。現場で働く従業員だけでなく、現場周辺の住民にも安心・安全な環境を提供できます。
インシデント発生時の証拠として活用できる
防犯カメラがあれば、万が一、盗難などのインシデントが発生した場合に証拠として録画データを提出できます。
防犯カメラの映像は、事件や事故の迅速な解決につながるでしょう。特に犯人を特定したり、被害状況を確認したりする場合に役立ちます。
解体現場での事故を防げる
防犯カメラの導入は、解体現場の事故を未然に防ぐのにも効果的です。現場にいなくても、本社の社員が遠隔で作業状況を確認できるため、異常事態が生じた場合でも迅速に指示を出せます。
映像記録から、起こりうる事故やトラブルを想定し、事前に対策を立てられます。防犯カメラを導入するだけで、それが抑止力となり安全性が向上、事故が発生するリスクを最小限に抑えることが可能です。
本社と現場の連携強化が図れる
防犯カメラは、本社と現場の連携強化にも有用です。本社の社員は現場にいかなくても、現地の様子を映像で確認して指示が出せます。そのため、社員が移動する時間や経費を削減できます。
また現場の映像を共有することで、本社と現場の社員同士が同じ認識を持つことができ、意思疎通もスムーズになります。
解体現場に防犯カメラを設置する際の注意点
ここでは、解体現場に防犯カメラを設置する際の注意点を3つ解説します。防犯カメラを設置する際は、メリットだけでなく、注意点についても押さえておきましょう。
プライバシーに配慮する
防犯カメラを設置する場合は、プライバシーに配慮することが重要です。防犯カメラは便利な反面、プライバシーの侵害を引き起こす恐れがあります。
たとえば休憩場所やトイレ、更衣室などのプライベートな空間に防犯カメラを設置する場合は、十分な配慮が必要です。このようなプライベート空間に防犯カメラを設置する場合は、専門家の指示を仰ぐほうが間違いありません。
また、現場で働く従業員に無断で設置すると、防犯カメラの存在が発覚した場合に従業員の不信感につながります。防犯カメラを設置する場合は、プライバシーに配慮するだけでなく、現場で働く従業員に説明し理解を得ることが重要です。
▼プライバシーに配慮した防犯カメラの設置に関する注意点はこちらの記事で詳しく解説しています。
導入コスト・管理コストがかかる
防犯カメラを導入するには、カメラ本体やネットワーク機器、サーバーなどを購入するための費用がかかります。導入したあとも、運用するための管理コストも考慮しておかなければなりません。
技術的なトラブルが起こりえる
防犯カメラを設置する場合は、技術的なトラブルが生じる可能性もあるため、注意が必要です。ネットワークの接続が切れたり、カメラ本体が壊れたりすると、大切なデータが消失する恐れもゼロではありません。技術的なトラブルに対応するために、適切なサポートを受けられる体制を整えておきましょう。
解体現場で重視すべき防犯カメラの機能とは
防犯カメラを選ぶ場合は、次の5つの機能の有無について確認することが大切です。
- 過酷な環境下でも利用できる
- 遠隔地から操作できる
- 動体検知機能がついている
- 夜間でも利用できる
- 画質が良い
これらの機能について、詳しく解説します。
過酷な環境下でも利用できる
解体現場に防犯カメラを導入する際は、過酷な環境下でも問題なく利用できるかどうかを確かめる必要があります。防犯カメラを屋外に設置する場合は、防水性能や防塵性能が重要になります。目安としてIP66以上の防水・防塵性能があれば安心です。
\防水・防塵性能はこちらで詳しく解説/
遠隔地から操作できる
遠隔地から簡単に操作できるかどうかも、重視すべき機能です。本社は、解体現場から離れていることが多く、遠隔で作業内容を確認できる機能がついていると便利です。本社にいる担当者が、遠隔地から指示を出せるため、業務効率が上がるでしょう。
動体検知機能がついている
防犯のために設置する場合は、動体検知機能は欠かせません。カメラ映像内でなんらかの「動き」があるときだけ録画したり、常時録画の場合は動きがあった瞬間にフラグを付けます。
また、常時録画のタイプは、後から録画を見直すときにフラグ部分を閲覧することで効率よく映像を確認することができます。
\動体検知機能についてはこちらで詳しく解説/
夜間でも利用できる
防犯カメラは、夜間でも利用できるかどうかも大切です。暗視機能や赤外線撮影(IR撮影)といった機能がついていれば、暗いなかでも鮮明な映像を撮影できます。夜間での利用を考えている方には、ナイトビジョンモードが搭載されている防犯カメラがぴったりです。
\ナイトビジョンモードについてはこちらで詳しく解説/
画質が良い
防犯カメラを選ぶ場合、画質は重視すべき機能のひとつです。カメラを選ぶ際には、細かいところまでクリアに見えるかどうかを確認しましょう。
また画質が良く、360°の広角映像が可能であれば、作業現場を俯瞰して見渡せます。現場の進捗管理や状況確認に役に立つでしょう。
解体現場におすすめの防犯カメラ2選
ここでは、解体現場におすすめの防犯カメラを2つご紹介します。
解体現場で重宝するのが、LTE通信機能搭載の防犯カメラです。LTEとは、モバイル機器専用通信回路のことで、通信回線のない場所でもインターネット通信を可能とします。
LTE搭載の防犯カメラは電源に挿すだけで利用でき、面倒な回線設定も不要。インターネット環境がない解体現場でも撮影・録画を可能にします。
以下で紹介する防犯カメラは、LTE機能をはじめ、解体現場で役に立つ機能が充実しています。カメラ選びの参考にしてください。
Safie GO シリーズ
「Safie GO シリーズ(セーフィーゴー シリーズ)」は、さまざまな解体現場や建設現場で採用されているクラウドカメラです。おもな機能は、次のとおりです。
- スマホで映像を確認できる
- 電源を挿すだけで利用できる
- 屋外での環境下でも問題なく使える
- 広範囲での撮影もできる
- 現場作業員の立ち入りや人数カウントも可能
- GPS機能搭載
Safie Go シリーズは、解体現場での利用にも適したIP66の防水・防塵性能を完備、設置して電源を挿すだけで撮影可能な固定式の防犯カメラです。
モデル | 画像 | 特長 | 防水防塵 |
---|---|---|---|
Safie GO 180 | 180度の広角レンズ | IP66 | |
Safie GO 360 | 360度全方位を撮影 | IP66 | |
Safie GO PTZ | PTZ操作が可能 | IP66 | |
Safie GO PTZ Plus | GPS搭載で設置位置を確認 | IP66 | |
Safie GO PTZ AI | エッジAI搭載で人物検出可能 | IP66 |
180°の広角撮影が可能な「Safie GO 180」や上下含めた全方向撮影できる「Safie GO 360」、PTZ機能搭載の「Safie GO PTZ」など、用途に合わせて選べる豊富なラインナップが魅力。Safie GO シリーズは、その多機能さから、建設現場の業務効率化や安全管理、自治体による地域の防犯など、幅広く利用されています。
Safie Pocket シリーズ
「Safie Pocket シリーズ(セーフィー ポケット シリーズ)」は、建設現場での使用を想定して開発されたウェアラブルクラウドカメラです。
Safie Pocket シリーズのおもな機能は、次のとおりです。
- 移動しながら撮影できる
- リアルタイムで映像を確認できる
- 通話機能
- 防水・防塵機能
- 充電式バッテリー内蔵
- 背面ディスプレイつき
- LEDライトつき
- デジタルズーム
モデル | 画像 | 特長 | 防水防塵 |
---|---|---|---|
Safie Pocket2 | シンプルな機能構成のエントリーモデル | IP67 | |
Safie Pocket2 Plus | 遠隔業務に必要な機能をフルパッケージ | IP67 |
Safie Pocket シリーズはウェアラブルカメラのため、どのような現場でも持ち運びしやすいのが特徴です。移動しながらの撮影が容易なだけでなく、三脚に設置すれば定点カメラとしても利用可能。コンパクトなので建物内など固定式の防犯カメラの設置が難しい現場でも場所を選びません。
充電式バッテリー内蔵で最大8時間の連続稼働ができるため、長時間の撮影も可能。Safie Pocket シリーズは、建設現場の進捗管理や遠隔臨場など、さまざまな建設現場で採用されています。
解体現場に防犯カメラを導入しよう
解体現場に防犯カメラを導入することで、防犯対策ができたり、業務効率化につながったりするなど、さまざまなメリットが得られます。ただし、防犯カメラを設置する際には、プライバシーへの配慮や導入コストなどを押さえておく必要があるでしょう。
防犯カメラを導入する際は、必要とする機能を搭載したカメラを選ぶことが大切です。建設現場で必要な機能が揃っていて、導入実績も豊富なSafie GOシリーズやSafie Pocketシリーズは、解体現場の防犯カメラとして最適です。導入をご検討の際は、気軽にご相談ください。
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