塾の安全対策について、「どのような対策が必要なのか」と悩んでいませんか?
近年は、こども性暴力防止法(2026年12月施行予定)の成立を背景に、学習塾においても生徒の安全を守るための体制整備や安全対策への関心が高まっています。
講師の適性確認といった制度面の対策が重視される一方で、防犯カメラなど目に見える形での安全対策にも注目が集まっています。国のガイドラインでも防犯カメラの活用が推奨されており、その重要性が高まっています。
本記事では、塾に防犯カメラが必要とされる背景を踏まえ、導入するメリットや効果的な設置場所、注意点、実際の導入事例を解説します。
目次
塾に防犯カメラの設置が必要な理由

教育現場における安全対策がこれまで以上に重要視されている背景のひとつに、「日本版DBS」とも呼ばれるこども性暴力防止法の整備があります。
学校や認可保育所などは義務の対象となり、学習塾やスポーツクラブなどの民間教育事業者は、認定を受けることで対象となります。従事者の性犯罪歴の確認や適切な管理体制の整備を通じて、「子どもを守る仕組み」を強化する制度です。
しかし、教育現場における不適切な行為は度々報じられており、より確実な安全を担保するためには、制度面の対策に加えて、空間の見守りを組み合わせる多層的なアプローチが重要です。とくに少人数制の塾では、講師と生徒が密室に近い環境で接するケースもあり、外部の目が届きにくい構造的なリスクがあります。
子どもを守る仕組みづくりが進む中、制度面の対策と合わせて、防犯カメラを活用した見守り体制を整えることも、安全対策を強化する方法のひとつです。
塾に防犯カメラを導入するメリット
塾に防犯カメラを導入するメリットは、以下のとおりです。
- 不審者の侵入防止
- 盗難・いたずらの防止
- 保護者への安心感の提供
不審者の侵入防止
不審者対策において、防犯カメラは設置するだけでも効果を発揮します。出入口や受付付近にカメラを設置すると、誰がいつ出入りしたかを記録できる状態になり、塾への不法侵入に心理的なハードルが生まれるからです。
夜間や人けの少ない時間帯に塾周辺を徘徊する不審者に対しても、連れ去りや声掛け事案の抑止力として働きます。防犯カメラを設置して不審な動きを未然に防ぐ体制を整えることは、生徒が安心して通える場所を維持するために重要です。
盗難・いたずらの防止
防犯カメラは、塾内で発生しうる盗難やいたずらの抑止にも効果を発揮します。教室内や共用スペースにカメラが設置されていると、映像記録が残るという意識が働き、不正行為を未然に防ぎやすくなるからです。
生徒同士の持ち物トラブルや、備品の破損・持ち出しといったリスクに対しても、事前の抑止力として機能します。万が一トラブルが発生した場合でも、映像を確認することで状況を把握しやすくなり、原因の特定や再発防止に役立ちます。
保護者への安心感の提供
保護者に安心して子どもを任せてもらうためには、防犯対策を目に見える形で示すことが重要です。防犯カメラの設置は、不審者の侵入防止や盗難・いたずらの抑止といった対策が講じられていることを、視覚的に伝える役割を持ちます。
万が一の際にも状況を確認できる環境が整っていることは、保護者の安心感につながります。入塾説明会などで設置目的や運用ルールを丁寧に説明することは、安全対策への取り組み姿勢を伝える機会にもなります。
塾における防犯カメラの効果的な設置場所

防犯カメラの効果を最大限に引き出すためには、設置する場所と目的をセットで考えることが重要です。単に数を増やすのではなく、「どこで何を防ぎたいのか」を明確にすれば、抑止力を高められます。
主な設置場所は以下のとおりです。
- 教室
- 講師室(事務室)
- 廊下
- 塾の出入口・受付
- 駐輪場・駐車場
教室
教室は生徒と講師が同じ空間で過ごす場所であり、外部からは見えにくい環境になりやすい場所です。そのため、トラブルが発生するリスクがあります。
カメラを設置することで、トラブルの抑止や早期発見につながります。万が一問題が発生した場合でも、映像で状況を確認でき、迅速な対応が可能です。
集団指導の教室では、教室全体を見渡せる位置に配置します。一方で、仕切りのある個別指導スペースでは死角が生まれやすいため、複数台を組み合わせて互いの視界を補う配置が有効です。
講師室(事務室)
講師室(事務室)は、個人情報や重要書類を扱う一方で、講師同士が休憩や打ち合わせを行う空間でもあるため、防犯とプライバシーの両立が求められる場所です。
講師室では、生徒の成績情報や個人情報を含む書類の管理が行われます。そのため、第三者の無断侵入や書類の持ち出しに注意が必要です。
防犯カメラを設置すれば、誰がいつ出入りしたかを把握できるようになり、不審者の侵入を抑止できます。書類保管場所の周辺を記録できるようにしておけば、万が一の紛失や持ち出しがあった際に状況を確認できます。
出入口付近にカメラを設置して入退室を記録し、必要に応じて書類保管場所付近や金庫周辺が確認できる位置に配置するのがポイントです。
一方で、休憩スペースや私物を扱うエリアが常時映ると、講師の心理的負担につながるおそれがあります。そのため、撮影範囲を限定する、画角を調整する、プライバシーマスク機能を使って映像の一部を隠すなど、プライバシーに配慮した設置・運用が重要です。
廊下
塾の廊下は、生徒の移動や待機が発生するため、トラブルが起こりやすい場所です。休み時間や授業の合間には、生徒同士のトラブルが発生することがあります。
カメラを設置すれば、トラブルの抑止につながるほか、万が一問題が発生した際にも映像で状況を確認でき、迅速な対応が可能です。
死角になりやすい曲がり角や階段付近、教室の出入口周辺を中心にしたカメラを配置することで、廊下全体の見守り体制を強化できます。
塾の出入口・受付
塾の出入口・受付は、人の出入りが集中する場所であり、不審者が侵入しやすいポイントでもあります。
出入口では、関係者を装った侵入や、送迎を装って施設内に入り込むケースなどが想定されます。受付対応が手薄な時間帯や、生徒の出入りが集中する時間帯は、人の出入りに紛れて不審者が侵入するリスクが高まります。
防犯カメラを設置することで、不審者に対して心理的な抑止効果が働きます。また、入退室した人物を後から確認できるため、万が一侵入があった場合にも迅速な対応が可能です。
逆光で顔が暗く映るのを防ぐため、明るさを自動補正するWDR(ワイドダイナミックレンジ)機能を備えたカメラを選ぶと、より鮮明な映像を記録できます。
駐輪場・駐車場
駐輪場や駐車場は屋外にあり、人の目が届きにくいため、盗難や迷惑行為が発生しやすい場所です。
自転車の盗難やいたずら、送迎時の長時間駐車や無断駐車による近隣トラブルなどが起こりやすい傾向があります。夕方以降は人通りが減り、暗さに紛れて不審な行動が発生しやすくなる点にも注意が必要です。
防犯カメラを設置すると、盗難や迷惑駐車といった不正行為を抑止しやすくなります。また、万が一トラブルが発生した場合でも、映像をもとに状況を確認できるため、迅速な対応や原因の特定が可能です。
駐輪場全体や車の出入り口が見渡せる位置へのカメラの配置が重要です。屋外に設置するため、防水・防塵機能を備えたカメラを選びましょう。また、夜間でも鮮明に映像を記録できるナイトビジョン機能があると、防犯効果をさらに高められます。
塾に防犯カメラを設置する際の注意点

防犯カメラは安全性を高める有効な手段ですが、設置方法や運用を誤ると、かえって不信感を招くおそれがあります。
塾に防犯カメラを設置する際の注意点は以下のとおりです。
- プライバシーへの配慮
- 適切な情報管理
- 設置目的・運用方針の周知
プライバシーへの配慮
生徒や保護者、講師など人が写り込む画角での防犯カメラの設置・運用には、個人情報保護法等の関係法令の遵守に加え、写り込む人々のプライバシーへの配慮が求められます。
トイレなど、個人のプライバシーが強く求められる場所への防犯カメラの設置は避ける必要があります。こうした場所の安全管理を行う場合は、出入口付近や廊下にカメラを設置するのがよいでしょう。
防犯カメラとプライバシーの関係については、以下の記事で詳しく解説しています。
適切な情報管理
防犯カメラの録画データは、アクセス権限を明確にし、限られた担当者のみが扱える体制を整える必要があります。不正な閲覧や情報漏えいのリスクを抑えるためです。
アクセス権限は、教室責任者や本部の管理者のみが閲覧できるようにし、一般講師やアルバイトスタッフは原則アクセス不可とするなど、明確なルールを設けておくことが大切です。また、録画データの保存期間をあらかじめ定めておき、不要になったデータは速やかに削除するようにしましょう。
設置目的・運用方針の周知
防犯カメラを設置する理由や運用方法について、保護者・生徒・講師に事前に丁寧に説明し、理解と同意を得ることが重要です。
あらかじめルールを共有しておくと、不安や誤解を防ぎ、安全を守るための仕組みとして受け入れてもらいやすくなります。
塾に防犯カメラを導入するなら「Safie」がおすすめ

塾に防犯カメラを導入するなら、クラウド型カメラサービス「Safie(セーフィー)」がおすすめです。ここでは塾での防犯におすすめなモデルとして2機種をご紹介します。
教室・事務室・廊下など屋内設置におすすめの防犯カメラ

教室・事務室・廊下などの屋内には、Safie One(セーフィーワン)がおすすめです。HD画質&30fpsで「くっきり」「なめらか」な映像に加え、逆光や陰に強いWDR機能、夜間撮影に強いナイトビジョン機能(Day & Night)など、塾の防犯に役立つ機能を標準搭載しています。
AIの人検知機能を搭載しており、人の動きだけを検知・通知するため、閉塾後や休日など、人がいない時間帯の異常の検知にも役立ちます。

Safie
Safie One
エッジAIを搭載。画像解析による業務効率化も叶えるカメラ
¥50,600 (税込)
| 外形 | φ76.5×92.5mm |
| 重さ | 360g |
| 防水性能 | なし |
| ネットワーク接続 | 有線LAN、無線LAN |
| PoE給電 | 対応 |
| 画角 | 水平114° 垂直60° |
| ズーム | デジタルズーム 最大8倍 |
| マイク(音声入力) | あり |
| スピーカー(音声出力) | あり |
| 暗所撮影 | 対応 |
駐車場・駐輪場など屋外設置におすすめの防犯カメラ

i-PRO WV-U1532LA(SF)は、駐車場や駐輪場など、屋外設置に適した防犯カメラです。雨やほこりの影響を受けにくく、衝撃にも強い設計のため、屋外環境でも安心して設置できます。
目立ちやすいガン型デザインで、カメラの存在を示しやすいのも特徴です。生徒が登塾する時間帯や送迎の時間帯に、人や車の出入りが集中する出入口や駐輪場などの見守りに役立ちます。夜間も塾の外周を記録し続けることで、防犯効果を高められます。

i-PRO
WV-U1532LA(SF)
防犯抑止効果の高いガン型カメラ
¥70,840 (税込)
| 外形 | 奥行262mm 高さ112.5mm 幅112.5mm |
| 重さ | 860g |
| 防水性能 | IP66 |
| ネットワーク接続 | 有線LAN |
| PoE給電 | 対応 |
| 画角 | 水平43°~100° 垂直24°~56° |
| ズーム | – |
| マイク(音声入力) | なし |
| スピーカー(音声出力) | なし |
| 暗所撮影 | 対応 |
「クラウドって本当に安全?」「データはどこに保存される?」といった疑問をお持ちの方もいるかもしれません。
以下の記事では、教育施設へのクラウド型カメラ導入について、セーフィー担当者が実際にお客さまにご説明している内容をまとめています。
Safieを導入している塾の事例
防犯カメラの導入は、塾の安全対策を強化するための有効な手段です。実際にSafieを導入している塾では、導入後に生徒の見守り体制の改善が見られています。
Safieを導入している塾の事例は以下のとおりです。
- 田中学習会さま
- 森塾さま
※各事例内容は取材当時のものです。
田中学習会さま

広島県に本社を置く株式会社ビーシー・イングスが運営する「田中学習会」は、小学生から高校生までを対象とした総合学習塾です。
教育現場に関するニュースなどをきっかけに、保護者から「安全対策はどうなっているのか」という問い合わせが増加しており、安心感を高めるため、より信頼性の高い見守り体制の構築が必要となりました。
Safieを導入する以前は安価なカメラを使用していましたが、「現地でしか映像確認ができない」「録画が不安定」といった課題があり、十分な見守り体制を構築できていませんでした。
Safie導入の決め手は、クラウドでの遠隔確認が可能である点や、高画質・高セキュリティ、さらに導入から設置までワンストップで対応できる点です。

教室、受付、面談室、共用スペースなど校舎内の各所にカメラを設置し、死角のない見守り体制を構築しています。
導入後は、生徒および保護者に対する安心安全を担保できるようになりました。カメラの存在が入塾の際に好意的に受け止められるケースもあり、信頼性の向上につながっています。
森塾さま

株式会社スプリックスが運営する個別指導塾「森塾」は、小中高校生を対象に教育サービスを提供する学習塾です。講師1人に対して生徒2人までの手厚い指導スタイルを特徴とし、関東圏を中心に200教室以上を展開しています。
教室数の増加に伴い、各教室の運営品質にばらつきが生じることが課題となっていました。
最初に導入していたクラウドカメラは映像共有や権限管理などの運用面で使いづらく、今後さらに教室数・カメラ台数が増える中で、効率的な管理が難しい状況でした。
クラウドカメラの中でもSafieは、映像共有のしやすさや視聴権限管理のシンプルさなど、運用管理面の利便性が高い点を評価しました。

森塾では、すべての教室に対して3台ずつカメラを設置し、用途に応じて使い分けています。
- 教室全体を俯瞰できる位置に設置し、不審者侵入などのインシデント対応と運営の好事例の記録として
- 自習室に設置し、死角になりやすい場所を見守るため
- 講師が手荷物を置くバックヤードに設置し、盗難防止などの防犯用途として
カメラ導入により、エリア統括責任者が遠隔で教室状況を確認できるようになったため、巡回時のヒアリング工数が削減され、業務効率が向上しています。映像による好事例共有がスムーズになり、教室運営の品質向上と標準化にもつながっています。
塾の安心・安全を守るために防犯カメラ導入を検討しよう
塾の安心・安全を守るためには、防犯カメラの導入は有効な手段のひとつです。
こども性暴力防止法の施行を控え、塾においても安全対策への関心が高まっています。国のガイドラインでも防犯カメラの活用が推奨されており、塾内でのトラブルを未然に防ぎ、生徒の見守り体制を強化する手段として有効です。
どこで何を防ぎたいのかを明確にすると、より防犯効果が高まるでしょう。ただし、プライバシーへの配慮や適切な管理も重要です。導入事例を参考にしながら、生徒や保護者が安心できる安全対策を進めていきましょう。
- いつでもどこでも映像が見られるクラウドカメラ
- スマホやパソコンから店舗・現場を見える化!
※顧客や従業員、その他の生活者など人が写り込む画角での防犯カメラの設置・運用開始には、個人情報保護法等の関係法令の遵守に加え、写り込む人々、写り込む可能性のある人々のプライバシーへの配慮が求められます。防犯カメラとプライバシーの関係については、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶「防犯カメラとプライバシーの関係。事業者が注意すべき設置のポイント」
※カメラの設置に際しては、利用目的の通知を適切に行うとともに、映像の目的外利用を決して行わないことが求められます。適切なデータの取り扱いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶「カメラ画像の取り扱いについて」
※ セーフィーは「セーフィー データ憲章」に基づき、カメラの利用目的別通知の必要性から、設置事業者への依頼や運用整備を逐次行っております。
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