防犯カメラ設置の「現地調査」は何のため?失敗しない調査から導入までの流れを徹底解説

防犯カメラ

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「現地調査をせずに、すぐ設置できませんか?」 そんなお問い合わせをいただくこともありますが、実は安易なスキップはトラブルの元。

今回の「お悩み相談室」では、セーフィーの工事担当・やましょうさんをゲストに迎え、なぜ現地調査が「導入の保険」と言われるのか、その重要性と具体的なステップについて詳しく伺いました。

なぜ「現地調査」が必要なのか?

失敗を未然に防ぐための「事前確認」

いかり:やましょうさん、そもそもなぜ防犯カメラの設置には「現地調査」が必要なんでしょうか?

やましょう「工事の失敗を未然に防ぐため」ですね。具体的に言うと、カメラを設置するためのネットワークの環境であったり、Wi-Fi等で繋げない場合は物理的な有線、LANケーブルを使って設置しますので、それはどういう配線で引くのかであったり。また、カメラを直付けするのか金具を使うのかなど、どういった付け方をするかによって分岐があるので、そこを明らかにするためというのが多いです。

具体的には以下の3点を確認します。

  • ネットワーク環境: Wi-Fiの電波状況(有線LANが必要かどうか)
  • 配線ルート:LANケーブルの配線をどう引けばいいか
  • 設置方法: カメラを直付けするのか、金具を使う必要があるのか

いかり事前にクリアにすべき項目がたくさんあるんですね。

「現地調査なし」で設置できる例外ケースとは?

図面やGoogleマップが活用できる場合も

いかり:逆に、どういうケースだと現地調査がいらなかったりするんですか?

やましょう:「屋内かつ露出配線OK」であればスキップできるケースもあります。

調査なしで進められる条件(一例)

  • 屋内
  • 天井裏を通さず、壁に配線が剥き出し(露出)でも構わない
  • 図面でカメラ位置とルーターの位置が特定できている

やましょう:「Googleマップ現調」で完結したこともあります。お客さまが設置されたい画角や天井の高さが想像でき、ルーターの位置も分かって、お客さまからも「露出配線でいいよ」と許可をいただけたので、Googleマップの写真を見て進めたこともありますね。

Wi-Fi(無線)接続こそ、調査が重要な理由

「昼は見えても夜は見えない」リスク

やましょう:実は、無線接続こそ調査が重要です。ネットワーク環境は周囲の状況や時間帯で変わるからです。

いかり:そうなんですね!

やましょう:はい。例えば新宿の雑居ビルのど真ん中などは、電波が屈折しやすい。なかなか電波が「昼は通じてたけど夜は通じない」というのがあるのでね。「映像を切らさずに見たい」という方には、調査結果をもとに有線一択でご提案することもありますね。

やましょう:あとは、現地で設置想定のカメラ台数が増減することはありますね。商談時に「カメラ3台と言っていたけど、やっぱり1台でいい」というようなことは現地調査によって明らかになります。

調査当日の所要時間

1時間で終わるものから、1日仕事になるものまで

現地調査にかかる時間は、建物の規模や配線方法によって大きく変わります。

物件・条件の例所要時間の目安
無線接続のみの場合30分 〜 1時間程度
路面店(5台程度、有線配線)1時間前後
大型スーパー・ホームセンター2 〜 3時間程度
ホテルなどの建物1棟や複数フロアにまたがる場合丸1日

調査から工事完了までのスケジュール

最短で1ヶ月以内に設置可能

調査が終わった後の流れは以下の通りです。

  1. ご提案書・お見積り(約1週間):調査時のデモ映像による想定画角や(有線の場合は)配線ルートを含めた資料を提出 ※台数による
  2. ご契約:内容に納得いただければ発注
  3. 工事日程調整(約1〜4週間):設置台数により変動

やましょう:初めてのオンライン面談から、最短1ヶ月で設置するケースもあります。

【重要】立ち会い時の注意点

「設置工事について判断が可能な方」と「入館申請」

最後に、やましょうさんから調査当日の注意点を2つ挙げていただきました。

  • 判断できる人が立ち会うこと設置位置の最終決定や、完了後のサインが必要になります。責任者、または内容を把握している担当者の方の同席が望ましいです
  • テナントの入館申請ショッピングモールなどの大型施設では、調査だけでも事前の入館申請が必要な場合があります。申請がないと「当日行っても調査できない」という事態になるケースも。

まとめ:現地調査は「安心して導入するための保険」

今回のポイントを振り返ります。

  1. 現地調査は、最終的な設置位置と最適な工事方法を決めるために不可欠。
  2. 所要時間は1時間〜1日。物件の広さや有線・無線の違いで変動する。
  3. スムーズな進行のため、決定権を持つ方の立ち会いと事前申請の確認を。

急いでいる時こそ、手戻りを防ぐための現地調査が近道になります。

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