揚重作業の安全対策にはクラウドカメラの活用がおすすめ

揚重作業の安全対策 クラウドカメラがおすすめな理由

揚重(ようじゅう)作業は建設現場や倉庫、工場などにおいて実施される作業の一つです。荷揚げ(にあげ)作業とも呼ばれますが、基本的には「揚重」も「荷揚げ」も同じ意味で、現場に搬入された資材を現場内の必要な場所に運ぶ作業のことを指します

揚重作業は使用する機材も様々。作業員が手作業で揚重する場合もあれば、クレーンなどの重機を使用する場合もあります。

揚重作業はとても重要な作業ですが、一方その安全性は常に懸念されています。揚重作業は環境により危険を伴う作業であるため、十分な安全対策が欠かせません。

揚重作業とは?

建設現場

揚重作業とは、重い物を吊り上げたり移動したりする作業のことを指します。多くの現場では必要な資材が一箇所に搬入されますが、効率よく施工するためには該当の資材が必要な場所に運搬される必要があります。この資材を運搬する作業を「揚重作業」と呼びます。

大規模な建設現場では、資材だけでも大量かつ大重量となるため、搬入から揚重作業を終えるまでに1日を要することもあります。資材は重量があることが多いため、クレーンなどの重機を使用し作業効率を高めています。

揚重作業で必要な安全対策

建設現場

大規模な重機を使用することの多い揚重作業は、作業中にミスなどあれば死傷者がでるような事故に繋がる危険な作業です。そのため安全には十分注意を払う必要があります。重機を使った揚重作業において、必要な安全対策の代表例を5つ紹介します。

アウトリガーを最大長まで伸ばす

ラフテレーンクレーン(ラフタークレーン)や搭載型トラッククレーン(ユニック車)を使用する際は、地盤を安定させるため、アウトリガーを最大長まで伸ばすことが推奨されています。必ず作業前に確認しましょう。

敷鉄板の設置

地盤を安定させるため、アウトリガーは十分な強度のある地盤に据付ける必要があります。そのため、アウトリガーの下に敷鉄板や敷板、木製ブロックを設置して地盤を補強しているか、作業前に確認しましょう。

残置物の確認

揚重作業を行う作業場所に余計な資材などが置かれてると危険です。放置されている資材がないか確認し、資材があれば作業前に撤去しましょう。

吊荷下に侵入しない

クレーンのフックへの玉掛け不良などで吊り荷が落下する危険性があるため、吊り荷の下は立ち入り禁止です。安全に作業をおこなうため揚重作業時には警笛による周知と人払いを徹底する必要があります。

「333運動」を実施する

安全に作業をおこなうため、声出し・指差呼称による「333運動」を実施することが重要です。

【333運動】
①地切り30cm(荷に傾きがないか確認)
②3秒以上停止(荷崩れしないか確認)
③3m荷から離れる(安全範囲の確保)

揚重作業の安全対策はカメラシステムの導入が効果的

揚重作業の安全対策を徹底するために、クラウドカメラをはじめとしたカメラシステムを導入する現場が増えています

巡回での安全パトロールにカメラシステムを併用することで、効率的に安全管理業務を実施。また、現場担当者以外の方など複数の眼で確認することで、事故に繋がる不安全行動の検出率を高め、作業者の安全意識の向上・不安全行動の削減に役立てます。

安全対策のためのカメラシステムを選ぶ際のポイント

揚重作業の安全対策のためのシステムにはいくつか検討すべきポイントがあります。導入自体が手軽で、現場の作業者の負担をできるだけ軽減しつつ、建設現場などでは撤去も簡易である必要があります

ポイント1:設置の手軽さ

電源

カメラの設置など、導入のために新たな施工が必要なものは工期に影響を与える恐れがあります。できるだけ手軽に設置できる機器を選択すると、設置や移動の際の手間を軽減することができます

ポイント2:防水・防塵性能

カメラ

揚重作業は建設現場などの屋外でも発生しますし、室内でも倉庫などでは環境負荷が大きくなる可能性もあります。そこで、防水・防塵性能を備えた機材を導入する必要があります。建設現場の場合、「IP66」以上の防水・防塵性能があるとよいでしょう

ポイント3:映像の画質

カメラ

揚重作業の安全対策のために、クレーンなどにカメラを設置して死角を確認する際など、高さのある位置から作業場所を確認することになります。カメラから被写体までの距離を考慮し、100万画素・30fps程度の画質があるカメラを選ぶとよいでしょう

ポイント4:通信機能

Safie Viewer

撮影した映像を効果的に活用するために、通信環境は不可欠です。現地だけでなく、遠隔からもカメラ映像を確認できると活用の幅が広がります。そのため、通信環境が整っていない場所での使用を考慮し、通信機能付きのカメラを選択するとよいでしょう

ポイント5:邪魔にならないカメラサイズ

Safie Pocketを着用

ウェアラブルカメラやポータブルカメラを導入する場合は、作業の邪魔にならないような本体サイズのカメラを選ぶ必要があります。ヘルメットや作業着に装着できるカメラを選べば手を使わずに撮影ができ撮影時の安全対策もできます。

また、通信機器などとコードで接続するタイプのカメラだと、コード類がひっかかり転倒の原因になるので、極力シンプルな構成のカメラを選ぶとよいでしょう

揚重作業の安全対策には「Safie」のクラウドカメラがおすすめ

Safie Go/Pocketシリーズ

揚重作業の安全対策には、クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」のクラウドカメラがおすすめです。カメラ本体にインターネット通信(LTE)機能を搭載、防水防塵設計で建設現場に適した機種も提供しています。

ここでは、揚重作業の安全対策にも利用できる「Safie GO シリーズ」と「Safie Pocket シリーズ」をご紹介します。

用途で選べる固定設置型クラウドカメラ「Safie GO シリーズ」

「Safie GO(セーフィー ゴー)シリーズ」は建設現場や屋外での使用に適したLTE搭載のクラウドカメラです。PTZカメラ、広角カメラ、360°カメラ、AI機能搭載カメラなどラインナップも充実しているので用途に合ったカメラを導入することができます。

インターネット通信機能搭載のため電源をさすだけで利用開始でき、IP66の防水防塵設計なので重機が行き交う工事現場でも安心して使用できます

モデル画像特長防水防塵
Safie GO 180Safie GO 180180度の広角レンズIP66
Safie GO 360Safie GO 360360度全方位を撮影IP66
Safie GO PTZSafie GO PTZPTZ操作が可能IP66
Safie GO PTZ PlusSafie GO PTZ PlusGPS搭載で設置位置を確認IP66
Safie GO PTZ AISafie GO PTZ AIエッジAI搭載で人物検出可能IP66
※レンタル料金はお問い合わせください

巡回での利用におすすめのウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket シリーズ」

「Safie Pocket(セーフィー ポケット)シリーズ」は作業者の手元など近距離の撮影に適したウェアラブルカメラです。カメラ単体でLTE通信ができるため、高解像度の映像をリアルタイムで確認・クラウド保存だけでなく会話もできます。IP67の防水防塵設計により過酷な環境にも対応しています。

モデル画像特長防水防塵
Safie Pocket2Safie Pocket2シンプルな機能構成のエントリーモデルIP67
Safie Pocket2 PlusSafie Pocket2 Plus遠隔業務に必要な機能をフルパッケージIP67
※レンタル料金はお問い合わせください

大手ゼネコンの建設現場でも安全対策のためにカメラを導入

株式会社竹中工務店の広島支社では、建設現場の安全対策のためにクラウドカメラ「Safie Pocket シリーズ」と「Safie Go シリーズ」を導入しています。

揚重作業の死角の確認や安全対策に「Safie GO」を使用するだけでなく、作業者が身につけられるコンパクトな「Safie Pocket2」を併せて活用することで、現場の安全対策や事故防止のほか、若手作業者に対する熟練者の遠隔教育など、幅広い用途で活用しています

揚重作業における安全対策の強化にはクラウドカメラの活用を

揚重作業を行う現場では、安全対策として作業現場の状況をリアルタイムで確認し、トラブル発生時には迅速に対応することが求められます。クラウドカメラによる安全対策の強化では、目的にあったカメラを使用することが重要です。広範囲を撮影できる固定カメラと作業者の周辺を撮影できるウェアラブルカメラを組み合わせることで、面と点をカバーし作業現場の安全対策を強化することができます

揚重作業の安全対策にツール導入をお考えの場合は、「Safie GOシリーズ」や「Safie Pocketシリーズ」をご検討ください。

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