来店動機を高める施策や、店舗集客に成功した事例を紹介

来店動機が 重要な理由とは

お店に来店してくれる顧客の来店動機を高めることは、店舗運営には欠かせません。来店動機を高められれば、さらなる売上アップが見込めます。

本記事では、来店動機が重要な理由や具体的な施策について詳しく解説します。さらに、AIカメラの活用により店舗運営の改善が図れた事例も2つご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

来店動機とは

そもそも来店動機とは、顧客がなぜ店舗に訪れるのか、その動機のことです。通常、顧客がお店でものを買ったり、サービスを受けたりするのには理由があります。たとえば、顧客のニーズが「仕事の際に着るきっちりとしたスーツが欲しい」であれば、普段行くようなカジュアルなお店ではなくスーツ専門店を選ぶでしょう。

来店動機とは、言い換えると顧客のニーズです。顧客のニーズをきちんと知ることが、自社の強みの把握や他社との差別化につながります

来店動機が重要な理由

来店動機が重要な理由は、顧客の来店動機=ニーズの把握が他社との差別化になり、ひいては売上アップにつながるためです。近年のインターネットの普及により、実店舗に出かけて商品を買う機会が少なくなってきています。家にいながら、インターネット上で好きな商品を選ぶだけで欲しいものが簡単に手に入る環境が整っているためです。

顧客の来店動機に基づいた売上アップの施策を打ち出さなければ、実店舗の経営継続は難しくなるでしょう。売上アップのためには、顧客に自社のファンになってもらい、何度も来店してもらう必要があります。


顧客の来店頻度を図る指標に、LTV(Life Time Value)があります。LTVとは、「顧客が企業に対して一生のうちにもたらす利益」のことです。LTVをみれば、顧客がどのくらいの頻度でお店に訪れて、どのくらいの金額を使っているのかがわかります。

顧客一人ひとりのLTVを把握し、購買力のある顧客にターゲットを絞って商品やサービスを打ち出せば、さらなる売上アップを期待できるでしょう

来店動機を高める5つの施策

ここでは、来店動機を高める5つの施策について説明します。来店動機を高める主な施策は、次の5つです。

  • クーポンやポイントカードを活用する
  • 独自の商品やサービスを打ち出す
  • 来店しやすい雰囲気をつくる
  • SNSを活用してファンを増やす
  • AIカメラを導入し顧客を分析する

それぞれの施策について説明します。

クーポンやポイントカードを活用する

来店動機を高める施策として有効なのが、クーポンやポイントカードの活用です。

クーポンは、アプリ経由で配布でき、来店促進には欠かせない手法です。

チラシにクーポンをつけて集客する方法もありますが、紙のクーポンを忘れるとサービスを受けられません。アプリ経由でクーポンを配り、スマホ内に取り込んでもらえれば、より利用しやすくなります。またアプリ経由であれば、幅広い人に配布できる点もメリットです。

もうひとつ、リピーターづくりに欠かせないのがポイントカードです。カフェや美容室、整体など幅広いお店でポイントカードが使われています。ポイントカードもクーポン同様に、紙ではなく、スマホアプリで貯められるようにすることで、使い勝手もアップするでしょう

競合他社もクーポンやポイントカードを導入している可能性が高いため、他社との違いを引き立たせるような特典を考えると、さらに集客が期待できます。

独自の商品やサービスを打ち出す

独自の商品やサービスを打ち出すことも効果的です。ほかのお店では得られない商品やサービスがあれば、大きな強みとなります。

たとえば、カフェやレストランなどであれば、時間限定の無料サービス、また追加のサービスなどがおすすめです。競合店を調べて、自社なりの商品やサービスを打ち出し、顧客に頻繁に足を運んでもらいましょう。

来店しやすい雰囲気をつくる

来店しやすい雰囲気をつくることも大切です。ターゲットが子ども連れの家族であれば、子どもが遊べるスペースを設けることで、家族連れを呼び込みやすくなります。

顧客に何度も来店してもらうには、顧客が安心して過ごせる雰囲気づくりが重要です。ターゲットが喜ぶ環境やサービスはどのようなものか、検討してみましょう。

SNSを活用してファンを増やす

来店動機を高めるためには、SNSの活用がおすすめです。InstagramやX(旧Twitter)などのSNSで情報を発信して、お客にファンになってもらえれば、顧客の来店頻度も上がります。

積極的に顧客とコミュニケーションを取り、「行ってみたい」と思ってもらえるような仕掛けづくりを考えてみましょう。

AIカメラを導入し顧客を分析する

AIカメラを導入し、顧客を分析することも来店動機の向上に有効です。昨今、AIカメラを活用して顧客分析を実施する企業が増えつつあります。

まずは、顧客に足を運んでもらうことが先決です。顧客に満足して帰ってもらうことで、リピート率が上がります。AIカメラを導入することで、顧客が何に興味を持ったのか、その対象や店舗での通過や立ち入り、滞留などのデータ収集が可能です。

実際に、AIカメラがどのように店舗運営に役立つのか、次章以降で詳しく解説しましょう。

来店動機の向上に役立つおすすめのAIカメラ

来店動機の向上に役立つおすすめのAIカメラは、Safie One(セーフィーワン)です。Safie OneにはエッジAIが搭載されており、防犯機能だけでなく、画像分析により業務改善まで実施できます。

Safie One

Safie
Safie One

エッジAIを搭載。画像解析による業務効率化も叶えるカメラ

¥41,800 (税込)

外形φ76.5×92.5mm
重さ360g
防水性能なし
ネットワーク接続有線LAN、Wi-Fi
PoE給電対応
画角水平114° 垂直60°
ズームデジタルズーム 最大8倍
マイク(音声入力)あり
スピーカー(音声出力)あり
暗所撮影対応

Safie Oneの特徴は、高画質・高感度でテレビ並みのなめらかな映像です。逆光や陰で判別の難しかった暗い場所でも、鮮明な映像で映し出せます。

このAIカメラにオプションで追加できるAI‐App(アイアップ)機能は、解析したデータを防犯上だけでなく、マーケティングに活用できます。

店舗の出入り口に設置すれば、通過した人数を自動で集計可能です。POSデータだけでは把握しきれない入店者数のカウントを行えます

feature

また複数のカメラを設置することで、顧客の滞留ゾーンを確認可能です。滞留ゾーンがわかれば、顧客が何に惹かれて訪れるのか、明確なニーズを掴めるでしょう。

ほかにも、陳列やPOPなど、店内プロモーションの効果を検証するのにも役立ちます。これまで現場の勘に頼っていた部分を客観的なデータとして検証すれば、販促の改善につなげられるでしょう。

双方向での会話が可能なため、遠隔で店舗のスタッフに指示を出せるのも嬉しいメリットです。接遇の向上や店舗運営の効率化が図れます。

次に、実際にSafie Oneを活用している事例を2つご紹介しましょう。

AIカメラ活用により成果を得られた事例

ここでは、AIカメラの活用により成果を得られた事例を2つご紹介します。店舗運営に行き詰まりを感じている方は、ぜひ参考にしてください。

ボーダレス・ジャパンの運営効率化や接遇改善の事例

ボーダレス・ジャパンは、貧困や環境問題といった社会問題の解決に取り組む会社です。同社では、バングラデシュの貧困解決のために、同国の革製品をBUSINESS LEATHER FACTORYで販売しています。

元々同グループは、店舗運営が初めてということもあり、これまで手探りでビジネスを進めてきた経緯がありました。直営店が16店舗にまで増えたことで、よりよい店舗運営のためにSafie Oneを活用しました。

曜日や時間ごとの来店者数を把握できれば、無駄のないシフトを組むことが可能です。また顧客の動線を知ることで、販売のチャンスを逃さず、接遇向上にもつながります。

ほかにも、顧客の動線や滞留ゾーンのデータがあれば、店舗設計にも役立てられると考えたとのことです。

実際に得られたデータを分析してわかったことは、予想と異なるものでした。活用した店舗では、交通量の少ない週末のほうが来店率が高く、また1日に同じ顧客が何度も来店されるケースが多いことがわかっています。購入率も高く、来店者数に対し、約3割の方が購入されていました。

Safie Oneを活用したことにより、これまで肌で感じていた部分を客観的なデータで確認でき、今後の接客向上や運営の効率化に役立てられると感じているそうです。

AIカメラ「Safie One」の分析データがもたらす接遇改善や店舗運営の効率化

モレスキンの売り場づくりと販促改善の事例

モレスキンは、ノートブックや手帳、バッグ、デジタルツールなどを販売する会社です。ミラノに拠点を置く同社の日本法人モレスキンジャパン株式会社は、日本初の直営店にSafie Oneを導入し、販促の最適化や顧客分析に活用しています。

同社がSafie Oneを導入した決め手は、コンパクトでブランドイメージを損なわないデザインと、導入しやすいコスト設定でした。

またオプションのAI‐Appも追加し、「通過人数カウント」や「立ち入りカウント」、「立ち入り検知」の3つの機能をフル活用しています。とくに「立ち入り検知」機能では、顧客が何に興味を持ったのか、また立ち止まった方の属性をモニタリングでき、大変参考になったとのことです。
同社では、Safie Oneで得たデータを売り場のレイアウト変更や販促施策の追加、イベント日程の設定などに活かしています

AI機能で入店者数をカウント、映像で属性分析。効果的な売場づくりと販促施策にAIカメラを活用

来店動機を高めて、店舗の集客を図ろう!

売上を上げるためには、顧客の来店動機を高める必要があります。来店動機を高めるためには、さまざまな施策を打ち出すだけでなく、顧客の客観的なデータを集めることも重要です。

Safie OneのようなAIカメラは、入店者数のカウントや滞留ゾーンの把握に役立ちます。来店動機を高めるためにも、AIカメラの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

AIカメラSafie One

かしこくなるAIカメラ「Safie One」
エッジAIを搭載し、計測・検知を行うことで映像解析をより便利にします。

※ セーフィーは「セーフィー データ憲章」に基づき、カメラの利用目的別通知の必要性から、設置事業者への依頼や運用整備を逐次行っております。