自社の駐車場での車上荒らしや当て逃げ、不審者の侵入など、「何か起きてからでは遅い」と不安を感じていませんか。駐車場は人の目が届きにくいため、トラブルを未然に防いだり、トラブル発生後に迅速に対応したりするには、防犯カメラによるセキュリティ強化が重要です。
本記事では、駐車場に防犯カメラを設置するメリットをはじめ、屋外設置に欠かせない性能・機能、設置場所のポイントまで解説します。導入事例も紹介するため、自社の駐車場に必要な防犯カメラの条件が整理できるでしょう。
目次
駐車場に防犯カメラを設置するメリット

駐車場に防犯カメラを設置するメリットは、以下の3つです。
- 犯罪やトラブルの抑止効果
- 証拠映像としての活用
- 遠隔での確認・管理
犯罪やトラブルの抑止効果
駐車場に防犯カメラを設置することで、撮影されていることが周囲に伝わり、犯罪やトラブルの抑止効果が期待できます。
たとえば、夜間に駐車場に侵入しようとしても、防犯カメラが目に入れば、証拠映像が残ることを恐れて侵入を思いとどまる可能性があります。駐車場での犯罪やトラブルなどを未然に防ぎたい場合は、防犯カメラによる抑止が効果を発揮します。
映像記録としての活用
事故やトラブルが発生した際に、状況を映像で記録できるのも、駐車場に防犯カメラを設置するメリットです。
車上荒らしや接触事故などは、管理人などが不在の時間帯や、死角になりやすい場所で起こることがあります。防犯カメラで広範囲をカバーすることで、そうした場所で起きた出来事を映像に残せるのが利点です。映像があれば、発生した時間や状況を客観的に把握できます。
遠隔での確認・管理
クラウド録画に対応した防犯カメラであれば、現地に行かなくても駐車場の状況を把握できます。スマートフォンやパソコンからリアルタイムで映像を確認できるため、車両の出入り状況や不審な動きがないかを、管理者がその場で把握することが可能です。
遠隔から駐車場の状況を確認できれば、現地確認が必要か、しばらく様子を見るべきかといった判断もしやすくなります。
駐車場の防犯カメラに必要な性能・機能

駐車場の防犯カメラには、屋内・屋外の環境や利用シーンに適した性能・機能が求められます。性能・機能・カメラタイプの3つで考えると、駐車場に適した防犯カメラを絞りやすくなります。
駐車場の防犯カメラに必要な性能・機能の具体例は以下のとおりです。
- 性能
- 防水防塵性能
- 耐衝撃性能
- 機能
- ナイトビジョン(Day & Night機能)
- WDR
- 検知・通知機能
- プライバシーマスク
- カメラタイプ
- ワイヤレスカメラ
- AIカメラ
それぞれ説明します。
性能
駐車場の防犯カメラには、設置環境に応じた耐久性が求められます。とくに屋外駐車場では、防水防塵性能と耐衝撃性能を備えたカメラを選ぶことが重要です。
防水防塵性能
駐車場に設置する防犯カメラの防水防塵性能は、IP規格によって判断できます。
IP規格とは、機器がどの程度ほこりや水の侵入に耐えられるかを示す国際的な基準です。IPの後に続く2つの数字で性能が表され、1つ目が防塵性能、2つ目が防水性能を示します。たとえばIP66であれば、粉塵が内部に侵入しない高い防塵性能を持ち、強い雨や水しぶきにも耐えられる防水性能を備えています。屋外駐車場では横殴りの雨を受けることもあるため、IP66以上を目安にするとよいでしょう。
耐衝撃性能
駐車場に設置する防犯カメラの耐衝撃性能は、IKコードによって確認できます。
IKコードとは、外部からの衝撃にどの程度耐えられるかを示す国際規格です。数値が大きいほど耐衝撃性が高く、破損行為や衝突に強いことを意味します。たとえば、IK10は非常に高い耐衝撃性能を示す等級です。硬い物が当たった場合でも破損しにくく、屋外の公共性が高い駐車場に適しています。
機能
駐車場の防犯カメラには、夜間や逆光でも不審な動きを映像にとらえ、異変への早期対応や、プライバシーへの配慮ができる機能が必要です。具体的な機能の一例は以下のとおりです。
- ナイトビジョン(Day & Night機能)
- WDR
- 検知・通知機能
- プライバシーマスク
ナイトビジョン(Day & Night機能)
ナイトビジョン(Day & Night機能)は、夜間や暗い時間帯でも映像を記録できる機能です。駐車場は日没後に利用されることがあり、照明が十分でない場所もあります。ナイトビジョン機能があれば、暗闇でも人や車の動きを映像として確認できます。
WDR
WDRは、明るさの差が大きい環境でも映像を見やすく補正する機能です。たとえば逆光やライトに照らされた車両の周囲でも、人物や車の形を確認しやすくなります。白飛びや黒つぶれを抑えられるため、細かな状況まで把握しやすくなります。
屋内駐車場の出入口付近や屋外駐車場のように光量差が激しい場所でも、状況を把握しやすい映像を記録可能です。
検知・通知機能
検知・通知機能は、人や車などの動きを感知し、自動で通知を送ったり、自動で録画を開始したりする機能です。常に映像を見ていなくても、異変があったタイミングで状況を把握できます。
プライバシーマスク
プライバシーマスクは、映像内の特定エリアをブラー加工できる機能です。防犯カメラを駐車場に設置すると、周囲の住宅や通行人が映り込むことがあります。プライバシーマスクを設定することで、映したくない範囲をあらかじめ映像上で隠せます。
月極駐車場や商業施設の駐車場など、多くの人が利用する環境では、プライバシーへの配慮が利用者の安心感につながるといえます。
カメラタイプ
駐車場の防犯カメラは、設置環境や管理方法に応じて適したタイプを選ぶことが重要です。
用途にあわないタイプを選ぶと、運用の手間が増えたり、十分な効果を得られなかったりします。ここでは、駐車場で導入されることの多い代表的なカメラタイプを解説します。
- ワイヤレスカメラ
- AIカメラ
ワイヤレスカメラ
ワイヤレスカメラには、通信方式や電源の違いによって、主に3つのタイプがあります。
| 種類 | 通信・電源の仕組み | 特徴 | その他 |
| 無線LAN接続タイプ | ・無線LANを使用・電源はコンセント式が中心 | 通信費がかからずコストを抑えやすい | 屋外では電波が届きにくく、駐車場での通信が安定しないケースがある |
| LTE通信タイプ | ・携帯電話回線を使用・電源はコンセント式が中心 | 無線LANや固定回線が不要。通信費(SIM利用料)は発生する | 屋外の駐車場でも通信が安定しやすい |
| 電源不要タイプ | ・バッテリーや太陽光で動作・通信方式は無線LAN、LTE、SDカードなど | 配線工事が不要で設置しやすい | 充電・電池交換の手間が発生するため、管理負担が増える |
とくに屋外の駐車場では、通信が安定しないケースのある無線LANタイプや、充電やバッテリーの管理が必要な電源不要タイプはあまり向きません。
駐車場には、通信環境に左右されにくく、屋外でも安定した通信を期待できるLTE通信タイプのワイヤレスカメラがおすすめです。電波の届きにくさや回線工事の手間を気にせず導入でき、安定した安全管理を実現できます。
▼電源不要の防犯カメラについては、以下の記事も参考にしてください。
AIカメラ
AIカメラは、映像を記録するだけでなく、映像の内容を自動で解析し、状況の変化を検知できるカメラです。とくに駐車場で有効なのが、人検知機能です。AIが映像の中から人の形や動きを判断し、人が映った場合のみを検知対象とする仕組みです。風で揺れる木や光の変化、通過する影などによる誤検知を抑えられます。
夜間や無人の時間帯が多い駐車場では、立ち入り禁止エリアへの侵入を把握しやすくなる点がメリットです。
AIカメラについては以下の記事で詳細に解説しているため、あわせて参考にしてください。
駐車場の防犯カメラの設置ポイント

駐車場の防犯カメラは、設置する位置によって効果が変わります。性能や機能が十分でも、設置場所が適切でなければ、防犯効果や証拠性は十分に発揮されません。ここでは、駐車場に防犯カメラを設置する際の3つのポイントをご紹介します。
目立つ位置・人目につきやすい位置
防犯カメラは、目立つ位置に設置すると、犯罪やトラブルなどの抑止効果を発揮しやすくなります。出入口付近や精算機・料金表示板の近くなど目につきやすい場所にあるだけで、防犯カメラを意識して不審な行動を起こしにくくなり、犯罪やいたずらへの抑止力が働くからです。
利用者にとっても、見える位置にカメラがあるのは安心材料です。防犯がしっかり行われていると感じられるため、駐車場を利用する際の安心感につながります。
手が届きにくい高い位置
防犯カメラは、手が届きにくい高い位置に設置しましょう。設置場所が高すぎると撮影距離が長くなる恐れがあるため、2.5m程度の高さが好ましいです。低い位置に設置すると、いたずらされたり破壊されたりしやすくなるほか、カメラの向きを変えられたり、レンズを覆われたりするリスクも高まります。
ナンバープレートが映りやすい位置
防犯カメラは、車両のナンバープレートを確認しやすい位置に設置するのも効果的です。駐車場でトラブルが起きた際、車両の特定ができるかどうかは対応の速さに直結します。ナンバープレートが映っていれば、関係車両を把握しやすくなります。
駐車場の出入口付近は、車が減速または停止しやすいため、ナンバープレートを鮮明に捉えやすくなります。画角や解像度も考慮して設置位置を決めるとよいでしょう。
駐車場向け防犯カメラなら「Safie」がおすすめ

駐車場に設置する防犯カメラなら、機能性と管理のしやすさを兼ね備えたクラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」がおすすめです。
Safieは多くの施設や屋外環境で導入されており、駐車場のように常時人がいない場所でも、安定した安全管理が可能です。撮影した映像はスマートフォンやパソコンからリアルタイムで確認でき、現地に行かなくても状況を把握できます。管理の負担を抑えられるほか、トラブル発生時の迅速な対応や原因の特定に役立ちます。
駐車場設置におすすめのSafie対応カメラ
Safie対応カメラには、配線工事を抑えたい場所、防水防塵性能や耐衝撃性能が求められる場所など、さまざまな条件に対応できる機種がそろっています。駐車場への設置に適しているモデルとして以下ラインナップをご紹介します。
- Safie GO(セーフィーゴー)シリーズ
- VIVOTEK FD9383-HV(2.8mm)(SF)
- i-PRO WV-U1532LA(SF)
Safie GO シリーズ

Safie GO シリーズは、LTE搭載のため、インターネット環境がない駐車場でも電源を挿すだけですぐに使いはじめられる点が特長です。IP66の防水・防塵性能を備えており、雨や砂ぼこりの影響を受けやすい駐車場でも安定した運用が可能です。
360度や180度といった広角撮影が可能なモデル、エッジAI搭載で人検知機能が備わったモデル、左右(パン)・上下(チルト)・拡大と縮小(ズーム)をアプリで操作可能なPTZ機能が備わったモデルなどがあります。
| モデル | 画像 | 特長 | 防水防塵 |
|---|---|---|---|
| Safie GO 180 | ![]() | 180度の広角レンズ | IP66 |
| Safie GO 360 | ![]() | 360度全方位を撮影 | IP66 |
| Safie GO PTZ | ![]() | PTZ操作が可能 | IP66 |
| Safie GO PTZ Plus | ![]() | GPS搭載で設置位置を確認 | IP66 |
| Safie GO PTZ AI | ![]() | エッジAI搭載で人物検出可能 | IP66 |
VIVOTEK FD9383-HV(2.8mm)(SF)

VIVOTEK FD9383-HV(2.8mm)(SF)は、高い耐久性を備えたドーム型防犯カメラです。IP66の防水防塵性能とIK10の耐衝撃性能を備え、雨風や砂ぼこりだけでなく、外部からの衝撃にも強いモデルとなっています。
赤外線照射ライトにより夜間撮影に強く、暗い時間帯でも人や車の動きを確認できます。また、WDR搭載で逆光にも強いため、昼夜を問わず安定して駐車場の映像を記録できます。

VIVOTEK
FD9383-HV(2.8mm)(SF)
IP66の防水防塵性とIK10の耐衝撃性を備えたドーム型カメラ
¥36,300(税込)
| 外形 | φ117.2 x 89.6 mm |
| 重さ | 550g |
| 防水性能 | IP66 |
| ネットワーク接続 | 有線LAN |
| PoE給電 | 対応 |
| 画角 | 水平103.4° 垂直75.3° |
| ズーム | ePTZ: 48倍デジタルズーム |
| マイク(音声入力) | なし |
| スピーカー(音声出力) | なし |
| 暗所撮影 | 対応 |
i-PRO WV-U1532LA(SF)

i-PRO WV-U1532LA(SF)は、IP66の防水防塵性能・IK10の耐衝撃性能を備えたバレット型(ガン型)防犯カメラです。バレット型はその形状から視認性が高く、設置していること自体が犯罪の抑止力として期待できます。不審者に対する威圧効果が期待でき、防犯効果の向上が期待できます。
夜間撮影にも強いほか、電動バリフォーカルレンズを搭載しているため、設置後でも遠隔操作で画角の調整が可能な点も特長です。

i-PRO
WV-U1532LA(SF)
防犯抑止効果の高いガン型カメラ
¥70,840 (税込)
| 外形 | 奥行262mm 高さ112.5mm 幅112.5mm |
| 重さ | 860g |
| 防水性能 | IP66 |
| ネットワーク接続 | 有線LAN |
| PoE給電 | 対応 |
| 画角 | 水平43°~100° 垂直24°~56° |
| ズーム | – |
| マイク(音声入力) | なし |
| スピーカー(音声出力) | なし |
| 暗所撮影 | 対応 |
駐車場にSafieカメラを導入している事例
駐車場の防犯を目的として、Safie対応カメラを導入している事例をご紹介します。
- 中日臨海バス株式会社
- IHI運搬機械株式会社
- 広島レンタカー株式会社
※各事例内容は取材当時のものです。
中日臨海バス株式会社

中日臨海バス株式会社は、企業送迎バスを中心に事業を展開する会社で、全国に複数の拠点と車庫を持っています。
従来はオンプレミス型の防犯カメラを駐車場に設置していましたが、映像確認は現地に限られ、配線も複雑で管理の負担が大きい状況でした。車両台数や車庫が増える中で、駐車場全体の防犯対策をより柔軟に管理できる仕組みが求められていました。

Safie導入の決め手となったのは、クラウド型で遠隔から駐車場の映像を確認できる点です。配線工事の負担が少なく、新たな車庫にも短期間で設置できる点を評価しました。導入後は、トラブルや事故など、駐車場の状況を把握するためにSafie対応カメラを活用しています。
IHI運搬機械株式会社

IHI運搬機械株式会社は、パーキングシステムの開発・製造・運営を手がける企業として、多数の駐車場を管理しています。遠隔地の駐車場もあり、防犯状況をどのように把握するかが重要なテーマとなっていました。
導入前の課題は、駐車場に設置した防犯カメラの映像を確認するために、現地まで出向いてデータを回収する必要があった点です。SDカードで映像を保存する運用では、手間と時間がかかり、トラブル発生時の迅速な確認が難しい状況でした。
Safie導入の決め手となったのは、クラウド録画型であることです。映像をクラウド上に保存できるため、現地に行かなくても本社から駐車場の様子を確認できます。

導入後は、駐車場の防犯状況を遠隔から常時把握できる体制が整いました。駐車場内の車や人の動線を映像で確認できるようになり、より安全で使いやすい駐車場づくりにも役立っています。
広島レンタカー株式会社

広島レンタカー株式会社は、24時間365日利用可能な無人レンタカー店舗を広島県内に展開しています。無人運営という特性上、店舗併設の駐車場では、防犯対策と遠隔からの状況把握が欠かせない環境でした。
Safie導入前の課題は、レンタカーが稀に犯罪に利用される可能性がある点でした。無人店舗では現地にスタッフがいないため、万が一トラブルが発生した際に状況を正確に把握し、警察へ映像を提出できる体制が求められていました。

Safie導入の決め手となったのは、映像データをクラウド上に保存できる点です。Safie導入後は、駐車場の出入りや車両の返却状況を遠隔から常時確認できるようになりました。トラブルが発生した際には、必要な映像を警察へ提出できる体制が整っています。
駐車場のリスクに備えるために、環境にあった防犯カメラを選ぼう
駐車場のリスクに備えるためには、環境や運用にあった防犯カメラ選びが重要です。
防犯カメラは、犯罪や迷惑行為の抑止に加え、万が一トラブルが発生した際の証拠確保や、現地に行かず映像を確認できる遠隔管理の手段としても役立ちます。日常的な管理負担を軽減しながら、安心して駐車場を運営できる点も大きなメリットです。
カメラを設置するだけではなく、設置場所やカメラの性能、機能まで含めて考えると効果的に防犯対策できるでしょう。導入事例も参考にしながら、自社の駐車場に最適なカメラを選んでみてください。
Safieは駐車場の防犯カメラに最適なクラウド録画サービスです。駐車場への防犯カメラの設置・ご相談は、ぜひセーフィーまでお問い合わせください。
- いつでもどこでも映像が見られるクラウドカメラ
- スマホやパソコンから店舗・現場を見える化!
※顧客や従業員、その他の生活者など人が写り込む画角での防犯カメラの設置・運用開始には、個人情報保護法等の関係法令の遵守に加え、写り込む人々、写り込む可能性のある人々のプライバシーへの配慮が求められます。防犯カメラとプライバシーの関係については、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶「防犯カメラとプライバシーの関係。事業者が注意すべき設置のポイント」
※カメラの設置に際しては、利用目的の通知を適切に行うとともに、映像の目的外利用を決して行わないことが求められます。適切なデータの取り扱いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶「カメラ画像の取り扱いについて」
※ セーフィーは「セーフィー データ憲章」に基づき、カメラの利用目的別通知の必要性から、設置事業者への依頼や運用整備を逐次行っております。
※当社は、本ウェブサイトの正確性、完全性、的確性、信頼性等につきまして細心の注意を払っておりますが、いかなる保証をするものではありません。そのため、当社は本ウェブサイトまたは本ウェブサイト掲載の情報の利用によって利用者等に何らかの損害が発生したとしても、かかる損害については一切の責任を負いません。
















