防犯カメラは、屋外でのセキュリティを強化するためのもっともポピュラーなツールのひとつです。この記事では、ネット環境がなくても利用できる3種類のカメラの特徴とメリットやデメリット、設置時のポイントなどについて詳しく説明します。利用シーンに合ったカメラを選ばないと適切な効果を得られなくなってしまうため、本記事を参考に、屋外設置に最適なインターネットやWi-Fiが不要の防犯カメラを見つけてください。
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目次
インターネットやWi-Fiが不要な防犯カメラの種類
インターネットやWi-Fiが不要な防犯カメラには、主に3種類に分けられます。その種類ごとの特徴については以下の通りです。
インターネットが不要な防犯カメラの種類
インターネット接続なしで利用できるため、カメラ本体内の記録媒体や専用のレコーダーなどに接続して利用します。データは現場で確認する必要がありますので、利用用途に合っているか検討しましょう。
AHDカメラ
AHDカメラは、アナログハイビジョンの略称で、従来のアナログカメラと比べて高品質な映像を提供する防犯カメラです。ネットワーク接続は不要ですが、カメラを電源に接続する必要があります。屋外設置には専門業者による設置工事が必要ですが、配線ボックスなどを使えばスッキリとした見た目になります。カメラの種類も豊富で、施工業者に相談することで最適な選択ができます。
トレイルカメラ
トレイルカメラは、野生動物や自然環境の観察に特化したカメラで、電源不要で使えるため、設置場所を選びません。モーションセンサーや赤外線センサーを搭載し、動きが検知されると自動的に撮影を開始します。また、夜間でも撮影が可能な赤外線LEDを備えているのが一般的です。元々野生動物を観察することが目的なので、他のカメラと比べて頑丈ですが、屋外で使用する際は防水などカメラの仕様を確認することが大切です。
Wi-Fiが不要な防犯カメラの種類
クラウド保存などインターネットを利用したいが、ネット環境の整備が難しい場合など難しい場合に利用できます。屋外でのWi-Fi利用にはセキュリティリスクもあるため、以下のようなカメラを検討しましょう。
PoEカメラ
PoEカメラは、電源とデータ通信を1本のケーブルで供給することができる防犯カメラシステムです。配線が簡略化されるため柔軟性が高いことが特徴です。LANケーブルによりリアルタイムの映像を確認したり、ハードディスクに録画することが可能です。高解像度で夜間も優れた映像を提供し、セキュリティ強化に寄与します。屋外の電源が不要なため、設置が容易で、Wi-Fiなしでインターネットにつないだ利用ができるため、ネット接続を迷っている人でも気軽に安心して利用できます。
LTE搭載カメラ
LTE回線を利用してインターネット接続できるカメラです。スマホなどでも使われている回線であり、自社でネット環境の整備が不要です。カメラによって、どこかから電源を取る必要があるタイプとバッテリータイプなどの種類があります。
インターネット・Wi-Fi不要な防犯カメラのメリットとデメリット
インターネットやWi-Fiが不要な防犯カメラは便利に使える一方で、使い方や利用シーンによっては適さないケースもあります。ここではメリットやデメリットについて解説します。
メリット:屋外に設置しやすい
Wi-Fiを必要としないため、屋外でも安易に設置することが可能です。また、取り付け工事がいらないカメラの場合は移動も簡単なので、建設や工事現場などの移設が多いシーンでも効果的です。
デメリット:遠隔地から確認ができない
インターネットに接続しないことが前提の場合、外出先や遠隔地からの確認や操作には対応していません。また、リアルタイムでPCやスマホ、タブレットによる確認もできないため、購入前に利用シーンをしっかり確認する必要があります。
屋外での防犯カメラ設置のポイント
屋外での防犯カメラの設置場所と、設置の際の注意点を紹介します。
防犯カメラの設置場所の選定
一口に「屋外」と言っても、防犯カメラの利用目的によって設置する場所が変わってきます。防犯カメラの設置のポイントについて学んでいきましょう。
設置場所:出入り口
建設現場は多くの関係者が出入りをするため、作業着を着用して侵入し盗難するケースも少なくありません。また、出入り口付近では事故が発生する可能性も高いため、もっとも優先的にカバーすることが重要です。防犯自体も目的となるため、バレット型(ガンタイプ)のような目立つカメラを設置したり、防犯用ステッカーも併用することで視覚的に抑制するとより効果的です。
設置場所:全体が見渡せる位置
カメラを高い位置に設置し、広範囲の視野を確保することが望ましいです。これにより、広い範囲をカバーすることができ、侵入者や不審者の検知が容易になります。画角内に障害物の有無、西日などの逆光、埃や煙の発生可能性にも注意しながら設置することも大切です。
設置場所:機材や重要施設周辺
機材や機器、重要なエリア(金庫室、事務所、倉庫など)を見守るために、それらがよく見えるエリアにカメラを設置することが重要です。侵入者がこれらのエリアに近づくと、検知し侵入者に警告したり録画することが可能なカメラを設置しましょう。
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無線LAN接続が可能な屋外対応のおすすめの防犯カメラ
ここでは電源に接続して使用する給電タイプと、充電できるる電源不要タイプにわけておすすめの防犯カメラをご紹介します。
給電タイプのSafie GO(セーフィー ゴー)
「Safie GO シリーズ」は、LTE搭載・屋外向けクラウドカメラです。カメラ自体にLTE通信機能があるので、インターネット環境がない場所でも電源を入れるだけで映像を撮影し、自動でクラウドに保存できます。防水防塵(IP66)なので、屋外の厳しい環境でも設置でき、遠隔で防犯ができます。カメラの機種はSafie GO 180とSafie GO PTZの2種類あり、用途によって使い分けできます。
電源不要タイプのSafie Pocket(セーフィー ポケット) シリーズ
Safie Pocket シリーズは、モバイル充電・スピーカー通話・手ぶれ補正の機能も加え、様々な遠隔業務のニーズに応えられるウェアラブルカメラのスタンダードモデルです。移動しながらの撮影や、定点カメラとして設置できるので、土木・建築業界や老朽化が進む建設のオペレーション&メンテナンス業務支援、工場内での見守り、警備業界など様々な業界の遠隔業務でご利用いただけます。
まとめ
無線LAN接続が可能な防犯カメラの選び方と、屋外での設置ポイントについて解説しました。給電タイプや電源不要タイプ、機種ごとの機能の利点を理解し、自分のニーズに合った防犯カメラを選ぶことが重要です。安全で安心な屋外セキュリティシステムの構築に役立ててください。
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