防犯カメラのタイムラプス機能とは?特徴や活用方法を紹介!

防犯カメラのタイムラプス機能とは?特徴や活用方法を紹介!

カメラの「タイムラプス」という機能をご存じでしょうか。近年はタイムラプス機能を標準搭載したスマートフォンが主流となってきました。また、SNSや動画サイトなどにアップされた「タイムラプス動画」を見かけるようにもなっています。

タイムラプスとは、一定間隔で撮影した静止画をつないで短時間のコマ送りの映像を作る機能のことです。時間経過の様子を表すことができ、作業工程や人の流れ、四季の移り変わりといった映像に活用されます。

そんなタイムラプス機能ですが、実は防犯カメラにおいて昔から活用されている欠かせない機能の一つです。本記事では、タイムラプス機能の概要や防犯カメラのタイムラプス機能の特徴、活用方法を紹介します。

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防犯カメラのタイムラプス動画とは?

タイムラプスとは、時間(time)の経過(lapse)による変化を、早回しのような映像で凝縮して見せる機能です。これを利用して撮影することをタイムラプス撮影、その映像をタイムラプス動画と呼びます。

ここでは、まずタイムラプスの概要を解説したうえで、防犯カメラのタイムラプスについても詳しく説明します。

そもそもタイムラプスとは?

タイムラプスは、時間経過の様子を短時間の映像にする際、一定間隔で撮影した静止画をつなぐ手法です。アニメーションやパラパラ漫画に近いと考えると、わかりやすいかもしれません。

例えば、映画やテレビドラマで「何年後」という年月の経過の表現として、早回しで同じ場所の四季が移り変わっていく映像を見たことがある方もいるでしょう。日が昇り沈むさまや、四季の富士山、虫や動物が卵から孵化するさまなど、自然や生物の変化を短い時間で見せられるため、観光のプロモーションビデオに用いるケースが多くあります。

また、近年では、タイムラプス機能が搭載されているスマートフォンも増えています。簡単にタイムラプス動画が撮影できるため、料理が完成するまでの工程や交差点の人の流れといった身近な題材を撮影し、SNSや動画サイトにアップする方も増えているようです。

タイムラプス動画は、静止画の枚数が少ないと移り変わりがはっきり見られ、多いと滑らかな変化になります。

時間短縮という点も大きなポイントです。24時間の流れを数分間にもできるため、防犯カメラなどで大まかにその場の状況を確認するときにも便利です。

通常の動画との違い

タイムラプス動画は、通常の動画の早送りとは異なります。タイムラプス動画の機能を使って「静止画を早回しのようにつなぐ動画」がタイムラプス動画です。

もっとも、通常の動画も複数の静止画(コマ撮り)の積み重ねで動いているため、原理はタイムラプスと変わりません。ただし通常の動画の場合、人の目で実際に見ているものと同じ速さの動きを再現するために30枚の静止画で1秒間の動画を構成する規格が採用されています。そのデータ量は膨大で、これを編集して早送り動画を作成するとなると、手間がかかってしまいます。

その点、タイムラプス動画であれば、機種にはよるものの「1分ごとに1枚」「60分ごとに1枚」など撮影のインターバルを設定可能です。また、300枚、900枚など合計の撮影枚数をあらかじめ設定できるものもあります。タイムラプス動画は、少ないデータ量で長期間の移り変わりが表現でき、編集の手間が省ける点が魅力です。

特に防犯カメラの場合、毎日24時間撮影し続けることもあります。これをすべて通常の動画で保存する場合、データが膨大になり、保管も容易ではありません。タイムラプス動画は、管理するデータ量の軽減という点においても、大きな利点があります。

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かつてのタイムラプスデッキについて

タイムラプス動画は近年登場したものではなく、実は以前から使われています。例えば、かつての防犯カメラのレコーダーは、アナログ式の「タイムラプスデッキ(いわゆるビデオデッキ)」が主流でした。タイムラプスデッキは、一定間隔で連続撮影した画像を動画として再生するための機器で、VHSテープに映像を録画・保存します。
しかし家庭用のVHSテープは、何度も上書きするために劣化しやすく、画像や音声がよく乱れる欠点がありました。

その後、防犯カメラの録画はHDDレコーダーへと移行しました。撮影した映像はハードディスクドライブに保存され、モニターに接続すれば、チェックすることができるようになりました。

近年では、クラウドにデータを保存するタイプも登場しています。録画機やモニター接続も不要でクラウドを通してさまざまなデバイスで見られるため、主流となっています。

防犯カメラのタイムラプス動画が活躍するシーン

建設現場

タイムラプスは防犯対策だけでなく、さまざまな用途で活躍しています。例えば、工事現場、建設現場における工程管理が代表的なケースといえるでしょう。現場の効率化に向けて、タイムラプス機能を搭載したカメラを現場に導入する企業も増えています。

工事・建設現場の大半は、会社と物理的な距離があります。現場の責任者から日々連絡や報告を受けることも大切ですが、タイムラプス動画があれば、実際に一日の様子を短時間で見ることができます。現場報告とともに活用することで、作業の進捗状況や効率を映像で確認でき、素早く正確に状況を把握できるでしょう。

サンプル動画

現場の“見える化”によって、正確な情報を得られるため、正当な評価にもつなげやすくなります。タイムラプス動画は、ベテラン社員の作業工程を動画で学習できるため、現場経験の浅い若手社員にとってもメリットがあります。

Safieのタイムラプス機能

防犯カメラのクラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」は、対応カメラが撮影した映像を専用のクラウドプラットフォームを介して、スマートフォンやパソコンなどで手軽に現場のチェックが可能です。

また、録画映像を使ってタイムラプス映像のムービークリップを作成することもできます。ムービークリックを使うことで、残しておきたい時間を指定して録画映像を切り取り、mp4形式の動画としてSafieのストレージに保存可能です。

建設現場で特に活躍する「Safie GO」

建設現場ではインターネット環境が整っていない場合が多くあります。しかしSafieのクラウド録画カメラ「Safie GO(セーフィー ゴー)」なら、LTEを搭載しており電源をさすだけで使用可能です。防水・防塵性、耐衝撃性も備えているので、屋外の厳しい環境下での利用に耐えられる設計です。

建設現場では、防犯機能だけでなく、タイムラプス機能が作業工程管理にも役立ちます。最大短縮倍率の1440倍で処理すると、8時間の映像を20秒に変換可能です。

また、「Safie GO」は、建設現場だけでなく被災地でも活躍します。例えば、河川の氾濫の危険性がある場所でライブカメラとして使えば、状況のリアルタイム配信に役立ちます。

「Safie GO」は、後述するオプションサービスの「オートタイムラプス」にも対応しているほか、国土交通省の新技術情報提供システムの登録商品でもあります。

便利なオプション「オートタイムラプス」

タイムラプスをより使いこなしたいなら、有料のオプション機能「オートタイムラプス」の導入もご検討ください。

「オートタイムラプス」は、指定した特定の曜日、時間帯(4時間以上)の録画データをタイムラプス動画として自動保存でき、再生速度を480~1440倍から選ぶことができます。日付をまたぐ設定も可能なので、深夜の警備を録画する際にも適しています。

本オプションで撮影した映像は、録画プランに含まれている(120分/カメラ)とは完全に別扱いで生成されます。なお、オートタイムラプス機能で作成したムービークリップは、最大1年間分(366クリップ)連続再生することも可能で、その圧縮倍率は1440倍の固定値です。

サンプル動画

「Safie GO」の対応機種

最後に「Safie GO」対応機種を2機ご紹介します。

Safie GO 180

180度の広角レンズ、音声マイク、IR撮影が可能です。国際電気標準会議で定められた耐衝撃保護等級「IK10」対応機種です。

Safie GO PTZ

アプリから遠隔でPTZ(パンチルトズーム)操作が可能です。希望の場所をピンポイントで撮影できます。

いずれも月額制のレンタルプランでのご提供となります。料金詳細はお問い合わせください。また、通常1ヵ月分のデータダウンロードは最大72時間までですが、録画期間内(直近30日)のデータを無制限でダウンロードできるオプションも用意しております。

▼タイムラプス機能付きのカメラをご検討の際は、お気軽にご相談ください。

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