施工管理業務に携わる、入社5年以内の建設企業に勤める20代社員101名を対象に、建設現場で働く若手の本音調査を実施しました。
調査の結果、建設現場で働く若手社員の7割以上が「職場環境や業務内容に不安」を感じており、人手不足や長時間労働に課題があるほか、職場に必要な育成・サポート体制や、今後の建設業界に期待することなど、若手社員の本音がみえてきました。
目次
調査概要
- 調査名称:建設現場で働く若手社員の本音調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2024年11月5日〜同年11月21日
- 有効回答:施工管理業務に携わる、入社5年以内の建設企業に勤める20代社員101名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
4割以上の若手社員が「手に職をつけられること」を期待して建設業界へ就職
まず、建設業界に就職した理由を聞いたところ、「手に職をつけられる」という声が42.6%でトップに。次いで「給与が高い」(40.6%)や「安定した雇用環境があるから」(29.7%)という回答が続きました。
建設業は、専門性の高いスキルを身につけられる業界として若者に期待されており、給与や雇用環境への期待も大きいことが分かります。
働くモチベーションはあるが、7割近くが将来については不安があると回答
仕事に対してのモチベーションについて聞いたところ、「かなりある」(6.9%)や「ややある」(48.5%)を合わせると、半数以上の55.4%が前向きな気持ちを持っていることが分かりました。
その一方で、建設業界で働いていくことについては不安も大きく、67.3%の若手社員が「この業界で働き続けることが不安」と答えています。
人手不足や時間外労働の増加など労働環境に対する不安の声多数
さらに、建設業界で働くことに「不安を感じている」方に、どのようなことを不安に感じているか聞いたところ、「人手不足による業務負担の増加」(45.6%)、「時間外労働の増加」(45.6%)、「ベテラン社員の退職に伴う技術不足」(44.1%)と、労働環境の悪化を懸念する声が多く挙がりました。
すぐに聞けるサポート体制やベテラン社員からの技術伝承が求められている
注目すべきは、職場における育成やサポート体制についての調査結果です。
必要なサポート体制として、「分からないことをすぐに先輩や上司に聞ける体制」(46.5%)や「経験豊富な先輩からのノウハウの共有」(45.5%)という声が多く挙がりました。
これは、就業者のうち55歳以上の方が3割以上を占める建設業界の現状を反映しており、経験の浅い若手社員が育つための環境整備がまだ不十分であることを示していると言えるでしょう。
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いつでもリアルタイム映像が確認できるクラウドカメラサービス「Safie」
「Safie(セーフィー)」はいつでもどこからでも手元のスマートフォンやPCブラウザで、カメラ映像を確認できるクラウドカメラサービスです。
クラウド録画サービスとして国内シェアNo.1(※)で、建設業界においても、遠隔臨場や遠隔巡視、安全確認などを目的に多くの建設現場に導入されています。
建設現場の働き方を変える「Safie GOシリーズ」「Safie Pocketシリーズ」
建設現場向けのクラウドカメラ「Safie GOシリーズ」「Safie Pocketシリーズ」をご紹介します。
移設もカンタンな固定カメラ「Safie GOシリーズ」
建設現場向けのカメラシリーズ「Safie GOシリーズ」「Safie Pocketシリーズ」は、LTE標準搭載でカメラ単体のみでクラウド録画可能な現場カメラです。
モデル | 画像 | 特長 | 防水防塵 |
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Safie GO 180 | 180度の広角レンズ | IP66 | |
Safie GO 360 | 360度全方位を撮影 | IP66 | |
Safie GO PTZ | PTZ操作が可能 | IP66 | |
Safie GO PTZ Plus | GPS搭載で設置位置を確認 | IP66 | |
Safie GO PTZ AI | エッジAI搭載で人物検出可能 | IP66 |
固定カメラの「Safie GOシリーズ」はPTZカメラや360度カメラなど用途に応じて選べるラインナップが魅力。全機種、電源を挿すだけで撮影可能で移設も簡単なため、日々施工が進む建設現場の状況を撮影し遠隔から確認するのに最適です。
遠隔臨場に最適なウェアラブルカメラ「Safie Pocketシリーズ」
ウェアラブルカメラの「Safie Pocketシリーズ」は、小さな本体に8時間撮影可能なバッテリーを内蔵、現場内を移動しながら撮影できる小型カメラです。三脚などに固定しての撮影もできるため、固定カメラでは撮影できない構内工事などでも活躍します。
業務効率化や若手育成におけるSafie活用シーン
「Safie GOシリーズ」や「Safie Pocketシリーズ」を活用した業務効率化や若手社員の育成について、実際の導入事例を交えてご紹介します。
遠隔臨場・遠隔巡視で移動時間を削減
「Safie Pocketシリーズ」は、国交省が策定した遠隔臨場の実施要項に適合したウェアラブルカメラです。Safie Pocketシリーズを使用して立会検査や安全巡視を遠隔化することで、事務所から建設現場への移動時間を削減することができます。
▼遠隔臨場で移動時間を6割削減した「NEXCO東日本」の導入事例
ベテラン社員からの技術伝承・マニュアル作成に
Safieはリアルタイム視聴が可能なため、事務所など遠隔より現地の映像を確認しながら現場のサポートをすることができます。特に、Safie Pocketシリーズの通話機能を使えば現場の映像を見ながらの細かい指示出しなども可能。現場に行かずとも具体的な作業指示やOJTを実施することができます。
また、Safieのカメラで撮影した録画映像は切り取って保存・ダウンロードすることが可能なため、実際の作業映像を使った動画マニュアルの作成など、ノウハウの伝承や貴重な作業現場の記録にも活用できます。
▼カメラ映像で遠隔指導、若手の成長スピードが向上した「竹中工務店」の導入事例
まとめ
今回は、施工管理業務に携わる、入社5年以内の建設企業に勤める20代社員101名を対象に、建設業界における就職時の期待や現状の課題、将来への不安などに関する意識調査を実施しました。
今回の調査では、建設業界で働く若手社員の多くが、労働環境や将来のキャリアに不安を抱えていることが浮き彫りになりました。特に、高齢者の就業率の高い建設業界が10年以内に直面する、ベテラン社員の大量退職による技術継承の課題が現実味を帯びています。今後の建設業界の持続的な発展のためには、デジタル技術を積極的に活用した育成環境の構築が不可欠だといえるでしょう。
- レンタルサービス「Safie Pocketシリーズ」「Safie GO」のご紹介
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※テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2023)」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(54.1%)。
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