カラオケ店に監視・防犯カメラは必要？メリットや注意点を解説

カラオケ店に監視・防犯カメラを設置することで防犯やトラブルの防止に役立ちます。利用客からのクレーム対策や、店内の遠隔確認ができる点もメリットです。

本記事では、カラオケ店に防犯カメラを設置する法的な義務の有無や設置するメリット、設置に適した場所、おすすめのカメラを紹介します。

カラオケ店に防犯カメラの設置は必要？

カラオケ店は多くの利用客が訪れ、トラブルが起こることも少なくありません。そのため、防犯カメラの設置を検討する方もいるでしょう。

そもそも、カラオケ店に防犯カメラの設置は義務付けられているのでしょうか？

防犯カメラの設置は義務ではない

カラオケ店に防犯カメラの設置を義務付ける法律はなく、設置するかどうかは店舗の判断に任されています。そのため、防犯カメラを設置していなくても違法になることはありません。

しかし、実際には多くのカラオケ店が受付や個室に防犯カメラを設置しています。人の出入りが多いカラオケ店では、防犯カメラを導入する必要性が高いためです。

設置によりトラブルを防止できる

カラオケ店に防犯カメラを設置する義務はないため、設置に費用がかかることや利用客に心理的なプレッシャーを与えるなど、さまざまな理由で設置していない店舗もあります。

しかし、カラオケ店は多くの人が利用するためトラブルが発生する可能性も高く、設置することでそれらを未然に防ぐことが可能です。トラブル防止以外にも店舗にとって防犯カメラの設置はメリットがあり、導入する店舗は増えています。

カラオケ店で防犯カメラを設置するメリット

カラオケ店に防犯カメラを設置することで、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

詳しくみていきましょう。

犯罪の予防・抑止力がある

防犯カメラを設置するメリットは、犯罪の予防・抑止力があることです。カラオケ店は誰でも手軽に利用でき、容易に密室を作れることから犯罪が起こりやすい側面があります。機材・設備の盗難や、代金を支払わずに退店する無銭利用などは、カラオケ店でよくみられる犯罪です。防犯カメラを設置すればこのような犯罪の抑止につながるでしょう。

また、夜間営業をするカラオケ店は飲み会の二次会に利用されることも多く、興奮した利用客がはめを外して器物損壊などを起こすケースもあります。そのような場合にも、防犯カメラがあれば証拠を残せるでしょう。

防犯カメラがあることで、持ち込みのチェックもできます。カラオケ店の多くは持ち込みを禁止していますが、ルールを守らない利用客もいます。防犯カメラを設置しておけば、持ち込みがあったときにもすぐに気づいて注意するなどの対応ができるでしょう。

クレーム対策ができる

防犯カメラはクレーム対策にも役立ちます。カラオケ店はアルコールを提供していることも多く、すでに酔った利用客も多く訪れるでしょう。そのため、酔った利用客から理不尽なクレームを受けるケースも少なくありません。防犯カメラがあれば、映像で事実を客観的に判断できるでしょう。

店員がきちんと対応しているにもかかわらず、「態度が悪い」など言い掛かりをつける利用客も中にはいるかもしれません。実際に、店員に対して土下座を強要する事例も起きています。

防犯カメラがあれば映像で起きた事実を確認でき、このようなカスハラから店員を守れるでしょう。

店内の状況をリアルタイムで確認できる

インターネットにつながる防犯カメラであれば、店内の状況を店外からリアルタイムで確認できます。店内の混雑状況や店員の動向、セキュリティの問題など店舗内の様子をいつでもどこからでも確認できるため、管理の負担を軽減できる点がメリットです。

いくつも店舗がある場合に、各店を巡回するという手間もなくなります。移動時間やコストを削減して業務を効率化できるのも、大きなメリットといえるでしょう。

カラオケ店の防犯カメラ設置に適した場所

カラオケ店に防犯カメラを導入する際、設置に適している場所は出入り口や個室、受付です。

ここでは、防犯カメラを取り付けるのにおすすめの場所や、場所ごとにどのようなカメラが適しているかを解説します。

店舗の出入り口

カラオケ店の設置に適しているのは、店舗の出入り口です。出入り口にカメラを設置しておけば、店舗内でトラブルがあったときに入店時・退店時の映像を見返せます。

映像により、トラブルを起こした人物の人相や服装などを特定して対処することが可能です。出入り口に設置する場合、屋外で雨風にさらされる場所であれば防塵・防水性能のあるカメラを選ぶとよいでしょう。

個室

カラオケ店の個室は密室になるため犯罪行為が行われやすく、防犯カメラを取り付けることで犯罪やトラブルの防止や事後の検証に役立ちます。

個室に設置する場合は、目につきにくい天井や壁に設置するタイプがおすすめです。ドーム型であれば防犯カメラにありがちな威圧感が薄く、視線を感じずにカラオケを楽しめます。

受付

受付も防犯カメラの設置が必要な場所です。受付時や会計時には店員と利用客のトラブルが起こりやすく、防犯カメラで状況を確認できます。レジからお金を内引きするといった店員の不正行為も防止できるでしょう。

受付のトラブルは、映像だけでなく店員と利用客のやり取りも確認する必要があります。そのため、音声を録音できる防犯カメラがおすすめです。

カラオケ店に防犯カメラを設置する際の注意点

カラオケ店に防犯カメラを設置する際は、次の点に注意が必要です。

• 利用客・店員のプライバシーに配慮する
• 映像の閲覧権限を設定する
• 映像の保管期間を定める

防犯カメラは犯罪の防止のために必要ですが、その一方でプライバシーへの配慮が必要です。防犯カメラで撮影した映像は特定の人物を識別できる情報として、個人情報保護法の対象となります。

そのため、「映像はトラブルが起きたときのみ利用する」「映像が流出しないように適切な保管方法を行う」といった内容の取扱規則を作り、利用客が確認できるよう店内に掲示するとよいでしょう。

また、個人情報が漏洩しないよう、映像は適切に管理しなければなりません。誰でも閲覧できる環境にはおかず、閲覧権限のある管理者のみが閲覧できるようにしておきましょう。

防犯カメラの映像は有事の際の証拠映像としてある程度の期間は残すことが必要ですが、録画容量は有限であるため、保管期間の設定が必要です。カラオケ店の映像は、およそ2週間以上1ヶ月以下程度を目安にするとよいでしょう。

カラオケ店におすすめの防犯カメラ

カラオケ店に設置する防犯カメラは、できるだけ利用客に威圧感を与えない形状のカメラがおすすめです。

ここでは、カラオケ店におすすめの「Safie（セーフィー）」の防犯カメラを紹介します。

設置がカンタン！すぐに使える「Safie One」

「Safie One（セーフィー ワン）」は、小型で目立ちにくいカメラです。無線LAN対応で面倒な配線がいらず、設置工事も必要ありません。天井や壁への取り付けも簡単にできます。

HD画質と30fpsで、映像はくっきりとなめらかです。WDR（ワイド・ダイナミック・レンジ）搭載で、逆光や陰で判別しにくい部分もくっきり鮮明に撮影できます。

マイク内蔵のため、映像と一緒に音声も収集できるほか、内蔵スピーカーを使えば遠隔からの呼びかけや通話も可能です。

暗闇に強い！コンパクトなドーム型カメラ「VIVOTEK FD9166-HN（SF）」

「VIVOTEK FD9166-HN（SF）」は、小型サイズで目立ちにくいドーム型カメラです。直径わずか90mmの超小型で、天井の設置に適しています。赤外線照射機能や、低照度下でもカラー映像撮影が可能となるSNV機能を搭載しているため、夜間や暗闇での撮影に強いのが特徴です。

また、独自の映像圧縮技術を採用しており、高画質を維持しながら帯域幅を90％以上も削減できます。

光学5倍ズーム搭載！ピンポイントで確認できる「AXIS M5074 PTZ」

「AXIS M5074 PTZ」は、PTZ（パン・チルト・ズーム）機能を搭載した屋内向けカメラです。PTZ機能とは、遠隔操作でカメラの水平・垂直方向の首振りと映像の拡大・縮小ができる機能のことを指します。

見たい場所をピンポイントで見られるほか、5倍光学ズームや一定時間ごとに画角を変更する機能も備えているのが特徴です。1台で広い範囲をカバーでき、店舗全体の様子を確認してから気になるエリアを拡大しての確認もできます。

カラオケ店の受付に設置して受付の状況を確認しながら、廊下や個室の入り口など広範囲に確認することもできるでしょう。

カラオケ店のトラブル対策には防犯カメラが効果的

カラオケ店は簡単に密室が作れ、トラブルや犯罪が起こりやすい施設です。犯罪やトラブルの防止や事後対策に、防犯カメラの設置が欠かせません。

オンラインでつながる防犯カメラは遠隔からでもリアルタイムに店内の様子を確認できるため、業務の効率化にも役立ちます。小型のドーム型のカメラであれば目立ちにくく、個室にも設置が可能です。

防犯カメラを設置する際はプライバシーにも配慮し、適切に管理しましょう。

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