ワンウェイコントロールとは?実施のポイントや事例も紹介

ワンウェイコントロールとは? ポイントや事例

小売店を経営する以上、より多くの商品を購入してもらいたいと考えるのは当然のことです。売上増加につながる施策の一つとして検討できるのが、ワンウェイコントロールです。

本記事では、ワンウェイコントロールのメリットや注意点、実施のポイントをまとめました。また、AIカメラを活用してワンウェイコントロールを実現した事例も併せて紹介します。

ワンウェイコントロールとは?

ワンウェイコントロールとは、店舗側が来店客の歩く道筋をあらかじめ決めておき、その通りに歩いてもらうことで、来店客の滞在時間を増やすことです。店舗内の滞在時間が増えると、衝動買いが増え、購入点数が増える傾向にあります。ワンウェイコントロールは、売上を増やす施策の一つとして実施される手法です。

ワンウェイコントロールのメリット

ワンウェイコントロールには、次のメリットがあります。

  • 来店客の動線がぶつかりにくく、混雑を回避できる
  • 入口・出口がほぼ決まるため、来客数・在店人数を把握しやすい
  • 店内の隅々まで見てもらえるため、どの商品も売れやすくなる

ワンウェイコントロールは、入口から出口まで一筆書きのように道筋を決めて歩行してもらう手法です。来店客は同じ方向に移動するため、動線がぶつかりにくく、スムーズな流れが生まれます。

また、入口と出口はあらかじめ決めておくことで、来客数や店内の人数を把握しやすくなるのもメリットです。出入りの場所と道筋が固定される分、来店客は短時間で買い物ができ、買いやすさを実感してくれるでしょう。

上手に動線を作れば、店内の隅々まで見てもらえます。来店客の購入点数が増えるだけでなく、死角が生じにくくなり、どの商品も売れやすくなるでしょう。

ワンウェイコントロールの注意点

メリットの多いワンウェイコントロールですが、注意点もあります。

  • 必ずしも意図した動線で歩いてもらえるわけではない
  • 急いでいる顧客や買いたい品物が奥に配置されている顧客の来店が減る

工夫して商品を配置しても、すべての来店客が意図した動線で動いてくれるわけではありません。動いてくれたとしても、ついで買いや衝動買いをしてくれるとも限らないでしょう。思わず手を取りたくなるような宣伝や、関連性のある陳列などを実施することが必要です

また、急いでいる顧客や、買いたい品物が奥に配置されている顧客も想定されます。そのような顧客にとってはワンウェイコントロールが実施された店舗は使いやすいとはいえず、来店を阻んでしまうかもしれません。単品で購入されることが多い商品は入口近くに配置したり、短時間で購入できるような別ルートを作るなど工夫が必要です。

ワンウェイコントロールの実施方法

ワンウェイコントロールは、次の方法で実施します。

  • 購買量や消費量が多いものを分散して配置する
  • 季節の商品や流行りのものを分散して配置する
  • 関連する商品を奥へ引き込むように配置する

なお、商品の配置を変える際に、通路の広さを調整する必要が生じることもあります。順に見ていきましょう。

購買量や消費量が多いものを分散して配置する

よく売れる商品や、消費量が多く何度も購入される商品を分散して配置すると、来店客はすべての場所を回るために店内の隅々まで動いてくれるようになります。買いやすいように配置すれば、意図した通りの道筋での移動を期待できるでしょう。

季節の商品や流行りのものを分散して配置する

季節の商品や流行りの商品も、分散して配置しましょう。購買量や消費量が多い品物のそばに配置してついで買いを促す方法もありますが、一ヶ所で必要なものをすべて買えるようになるため、店内の回遊は促せません。すべて別の場所に配置し、回遊を促し、滞在時間が長引くように工夫すると効果的です。

関連する商品を奥へ誘導するように配置する

関連する商品を少し奥側に置き、店の奥へ誘導することで滞在時間の増加が期待できます。

たとえば、暑い時季なら携帯用扇風機のニーズが高まるかもしれません。携帯用扇風機の少し奥に電池やストラップなどの関連商品を置き、来店客が自然と店の奥に移動できるように工夫できます。

AIカメラで人の流れを把握しよう

適切な場所に適切な商品を配置するためにも、顧客行動を正確に把握することが必要です。現在のレイアウトでどのような人流になっているか、どのような品物を組み合わせて購入する顧客が多いのかを理解しておくことで、ワンウェイコントロールが実施しやすくなり、売上増加につながります。

顧客行動の把握には、AIカメラと人数カウントツールが役立ちます。HD画質のAIカメラ「Safie One(セーフィーワン)」なら、来店客が手に取った商品の文字や、逆光・陰の部分の映像もクリアに見えるため、より詳細な顧客行動の分析が可能です

Safie One

Safie
Safie One

エッジAIを搭載。画像解析による業務効率化も叶えるカメラ

¥41,800 (税込)

外形φ76.5×92.5mm
重さ360g
防水性能なし
ネットワーク接続有線LAN、無線LAN
PoE給電対応
画角水平114° 垂直60°
ズームデジタルズーム 最大8倍
マイク(音声入力)あり
スピーカー(音声出力)あり
暗所撮影対応

また、人数カウントツール「AI-App(アイアップ)人数カウント」を組み合わせれば、さらに詳細に分析できます。人の滞留や通過も詳しく検知して知らせてくれるため、店内の混雑を防ぐだけでなく、購買を促す商品配置の実現が可能です。効果のあるワンウェイコントロールを実施するためにも、ぜひご検討ください。

人数カウント

施策の効果、定量的に測れていますか?
リアルタイムなAI解析で見える化。来店数や混雑状況を計測して、次の施策や接客につなげる。集客力・販売力、業務効率の改善に役立つ、さまざまな機能をご利用いただけます。

ワンウェイコントロールの事例

本社のある千葉県を中心に、現在7店舗を展開している株式会社オートウェーブでは、1号店に業務スーパーを併設。そこでAIカメラを顧客行動の分析に活用しています。同社が特に注目しているのが、「来店したけれど何も購入しなかった顧客の行動」でした。

そこでクラウド録画サービスの「Safie(セーフィー)」を導入して、オプションの人数カウント機能を活用しています。時間帯ごとに人数を表示することもできるので、分析がしやすいとのこと。

人数カウント機能を活用したことで、店内の賑わいと購買率が比例していないこともわかったそうです。リアルな実態の分析を行い、ワンウェイコントロールを含む購買率の改善に役立てています。

ワンウェイコントロールで売上アップを実現しよう

ワンウェイコントロールを実施することで、来店客の滞在時間が長引き、売上増につながることがあります。しかし、顧客行動を理解し、適切に商品を配置しない場合は、販売数や売上の増加は見込めません。

顧客行動の把握のためにも、AIカメラの導入を検討してみてはいかがでしょうか。高画質・高解像度のAIカメラ「Safie One」なら、顧客行動の正確な把握が可能です。また、オプションの人数カウントアプリ「AI-App 人数カウント」を組み合わせることで、より深く顧客行動を分析し、陳列や営業手法の改善も可能になります。

ワンウェイコントロールによる売上アップをご検討の方は、ぜひセーフィーまでお気軽にご相談ください。

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