新機種「Safie Pocket2 Wide」で死角を解消|施工管理の業務効率化は現場カメラ使い分けがカギ

業務効率化

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2024年の時間外労働規制や安全対策の強化を背景に、建設現場ではDXによる生産性向上と安全管理の高度化が求められています。遠隔から現場状況を確認できる現場カメラは、工程管理や安全管理の効率化に有効な手段です。

本記事では、施工管理における現場カメラの活用方法と、前方360°の超広角撮影が可能な新製品「Safie Pocket2 Wide」を含む機種の使い分けについて解説します。

安全対策や生産性向上など建設現場の課題解決にはDX推進が不可欠

建設業において、優先的に取り組まなければいけないテーマがふたつあり、どちらについても建設現場でのDXの推進が不可欠な状況です。

建設現場を取り巻く課題:2024年問題と「命を守る」安全対策

建設業界は今、転換点に立っています。2024年4月から施行された「時間外労働の上限規制」により、限られた工期の中でいかに生産性を向上させるかが大きな課題となっています。

また、安全面でもより一層の対策が必要な状況です。厚生労働省が策定した「第14次労働災害防止計画」において最重点業種に指定されている建設業では、2027年度までに死亡事故を15%以上減少させる目標を掲げており、その達成のために「DXの推進」による安全管理の高度化が重点事項として明記されています(※1)。人手不足が深刻化する中で、現場監督が物理的にすべての箇所を見回る「属人的な管理」は限界を迎えていると言えるでしょう。

デジタル化の加速:i-Construction 2.0とアナログ規制の緩和

こうした課題に対し、国はデジタル技術による抜本的な解決を後押ししています。

国土交通省が2024年4月に策定した最新指針「i-Construction 2.0」では、2040年度までに建設現場の省人化を少なくとも3割(生産性1.5倍)向上させることを目標として掲げています。その柱の一つが「施工管理のオートメーション化」であり、ウェアラブルカメラやロボット等を用いた遠隔管理はその中核技術とされています。(※2)

さらに、デジタル庁主導の「アナログ規制の見直し」により、従来は対面・目視が必須だった巡視業務についても、定点カメラやモバイルカメラ等のデジタル技術を活用した「遠隔巡視」が認められる(※3)など、法的なハードルも次々と解消されています。

現場カメラの活用が施工管理業務の品質改善・業務効率化に貢献

現在、現場カメラは施工管理に関わるさまざまな業務の効率化に活用されています。

防犯から工程・安全管理まで活用の幅が広がる

かつての現場カメラは「防犯」が主な目的でしたが、現在は「工程管理」や「安全管理」のツールへと進化しています。映像を介して遠隔地からリアルタイムに状況を確認できるため、移動時間の削減や不安全行動の早期発見に大きく貢献しています。

防犯以外の活用事例

多くの大手ゼネコンやインフラ企業で、現場カメラは防犯以外の用途でも活用されています。

  • 清水建設: PTZカメラを施工現場内の各地に設置し、広大な現場の状況を遠隔から確認。不安全行動の発見や安全指導に活用し、移動時間の削減による業務効率化と安全性の向上を両立させています。
  • NEXCO東日本エンジニアリング(札幌): 舗装工事においてウェアラブルカメラを導入し遠隔臨場を実施。現場への往復6時間の移動コストの軽減を実現しました。映像を関係者に共有することで検討事項の判断が早まり、現場でのタイムロスの解消にも役立てています。

現場カメラとしてSafieが選ばれる理由

多くの建設現場でSafie(セーフィー)のカメラが選ばれる理由は2つあります。

建設現場での使いやすさ

Safieが現場カメラとして選ばれる最大の理由は、使いやすさにあります。全モデルにLTEを標準搭載しているためネットワークの敷設が不要、電源を入れるだけで即座に撮影を開始できます。Safie Pocket(セーフィー ポケット)シリーズについては、バッテリー駆動が可能なため、電源の確保が難しい場所でも使用できます。

シーンに応じて使い分けできる豊富なラインナップ

シーンで使い分ける現場カメラのラインナップ

現場の状況や目的に合わせて、最適な機種を選択できるのもSafieの強みです。さらに、前方360°の撮影が可能な超広角のポータブルクラウドカメラ「Safie Pocket2 Wide」がラインナップに加わったことにより、シーンに応じて機種の使い分けることで現場の死角は限りなくゼロに近づきます。

  • 常設型固定カメラ「Safie GO(セーフィー ゴー) シリーズ」:
    入退場ゲートや資材置き場など常設の撮影が必要な箇所には、固定カメラの「Safie GOシリーズ」。
    広範囲を撮影できる超広角レンズ搭載の「Safie GO 360」(セーフィー ゴーサンビャクロクジュウ)と光学10倍ズームでピンポイントで確認できる「Safie GO PTZ AI」(セーフィーゴー ピーティーゼット エーアイ)をシーンによって使い分けることで効果的な定点撮影が可能です。
  • Safie Pocket2 Plus(セーフィー ポケットツー プラス)
    現場パトロールや遠隔臨場時の詳細確認など、人の目に近い撮影が可能なウェアラブルカメラです。最大8倍のデジタルズームにより、出来方確認時には測定器の数値も遠隔から視認できます。
  • Safie Pocket2 Wide(セーフィー ポケットツー ワイド):
    前方360°の超広角撮影が可能なSafie Pocketシリーズの最新モデルです。主に、三脚やアタッチメントによる簡易設置での利用を想定しており、重機を使った揚重作業など危険箇所が都度変わる作業場や、Safie GOシリーズでは設置が難しかった場所での安全管理や進捗管理に効果を発揮します。

▼Safie Pocketシリーズの詳細はこちら

業務別:現場カメラの選び方と使い方

建設現場で現場カメラを活用する際に重要なのは「目的に合わせて最適なカメラを選ぶこと」です 。ここでは、施工管理における5つのシチュエーションを例に使用する機種とその使い方について紹介します。

重機作業時の安全管理

  • 使用機種:Safie Pocket2 Wide
  • 撮影方法: 重機に取り付ける・三脚に設置する・単管に設置する
  • 効果: 超広角レンズにより、画角の微調整をせずとも「重機の動き」「作業員の立ち位置」「周囲の状況」を一つの画面で同時に把握できます。3Dデワープ機能を使えば見たい箇所を個別に拡大して確認できるため、不安全行動の振り返りや事故原因の究明に役立ちます。
NEEでのSafie Pocket2 Wideを使用した実証実験
道路舗装工事にて、Safie Pocket2 Wideを重機に取り付けて撮影している様子(株式会社ネクスコ東日本エンジニアリング)

現場全体の進捗確認

  • 使用機種:Safie Pocket2 Wide
  • 撮影方法:三脚に設置する・仮設足場に設置する
  • 効果:作業の進捗に合わせて移設できる超広角カメラを全体が撮影できる位置に設置することで、現場に何度も足を運ぶことなく進捗状況の確認が可能になります。これにより現場訪問の回数が最適化されるだけでなく、安全管理の質の向上も図れます。
鹿島建設でのSafie Pocket2 Wideを使用した実証実験
現場全体が撮影できる位置にSafie Pocket2 Wideを設置している様子(鹿島建設株式会社)

安全パトロール・現場巡回

  • 使用機種:Safie Pocket2 Plus
  • 撮影方法:身に付けて撮影する
  • 効果:日々の現場巡回や安全パトロール時に使用することにより、固定カメラでは死角になる箇所や建物内部の確認ができます。また、音声通信機能を使用することにより遠隔からの指示もできるため、若手現場監督への教育・指導にも役立ちます。

車両の入退場管理

  • 使用機種:Safie GO シリーズ
  • 撮影方法:仮設足場や仮囲いの柱に設置する
  • 効果:車両の入退場が確認できる位置に現場カメラを設置することで、現地確認せずに車両の入退場管理が可能になります。工程管理する上で重要な入退場管理を遠隔化できることで業務効率が向上するほか、遅延など不測の事態が発生した際にも迅速に対応できるようになります。

防犯対策・資材・機材の盗難対策

  • 使用機種:Safie GO シリーズ
  • 撮影方法:仮設足場や仮囲いの柱に設置する
  • 効果:入場口や資材置き場を常時撮影することで防犯・盗難対策に効果を発揮します。設置しているだけで防犯効果があるだけでなく、常時録画された映像は万が一の際のエビデンスとしても活用できます。見たい箇所や撮影したいエリアによって機種を使い分けることによって、最小限の台数に抑えることができます。

【まとめ】現場カメラ選びのポイント

建設業界向けカメララインナップ
  • 常設で詳細を確認:Safie GO PTZ
  • 常設で広範囲を網羅:Safie GO 360
  • 日々の作業現場の確認:Safie Pocket2 Wide
  • 移動しながら/作業詳細の確認:Safie Pocket2 Plus

目的に応じた機種の使い分けが、施工管理業務の効率化や安全品質の向上へとつながります。

使い分けで現場の死角を解消するSafieの現場カメラ

建設現場の課題解決には、ツールを活用した生産性の向上がもはや不可欠です。移動時間の削減や安全性の確保において、現場カメラは極めて有効なソリューションとなります。

重要なのは、目的に応じて「機種を使い分ける」ことです。撮影する目的や期間によって必要な画角や機能は異なります。最適な機種を選択することで、現場監督をはじめ現場の業務負担を軽減できるほか、管理品質の向上に寄与します。

Safieは建設・インフラ業界で国内トップクラスの実績を持ち、現場の声を反映した製品開発を続けています。ぜひ、建設現場の課題解決に、Safieの現場カメラをご検討ください。

現場カメラ活用マニュアル
現場カメラ導入・活用マニュアル
防犯・安全管理の強化や遠隔施工管理を実現するための現場カメラ活用方法を業務別に紹介!

※1 出典:“建設現場における労働災害防止対策等について”.厚生労働省.2023(参照 2026-03-06)
※2 出典:“i-Construction 2.0~建設現場のオートメーション化~”.国土交通省.2024-04(参照 2026-03-06)
※3 出典:“特定元方事業者による作業場所の巡視に係るデジタル技術の活用について”.厚生労働省.2024-06-28(参照 2026-03-06)

※顧客や従業員、その他の生活者など人が写り込む画角での防犯カメラの設置・運用開始には、個人情報保護法等の関係法令の遵守に加え、写り込む人々、写り込む可能性のある人々のプライバシーへの配慮が求められます。防犯カメラとプライバシーの関係については、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶「防犯カメラとプライバシーの関係。事業者が注意すべき設置のポイント
※カメラの設置に際しては、利用目的の通知を適切に行うとともに、映像の目的外利用を決して行わないことが求められます。適切なデータの取り扱いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
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