クラウドカメラを活用した物流DXの可能性を提案
物流業界が直面する課題に一石を投じるべく、2024年11月15日に開催された日本倉庫協会主催の「物流フォーラム」にて、セーフィー株式会社が登壇しました。
本イベントは毎年開催されており、業界の経営者や管理者が一堂に会し、人手不足や作業効率化といった喫緊の課題に対する解決策を模索する場として企画されました。知見を広げるため、毎年異なったテーマで外部から講師を招聘し、分科会という形で講演を行っています。
今回セーフィーは、「クラウドカメラが拓く物流現場の未来~映像活用の最前線とその導入効果とは~」をテーマに、クラウドカメラを活用した物流現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)についてプレゼンを行いました。
物流業界におけるクラウドカメラの可能性
セーフィーのプレゼンは以下の内容で構成されており、物流現場における「見える化」を通じた課題解決の可能性を具体的に提案しました。
1. 物流におけるセーフィーのビジョン
上の図の通り、物流に限らずサプライチェーン上のあらゆるプロセスにおいて、簡単に映像を活用できるようにすることで、数値などのデータだけでなく、本当の意味でのサプライチェーンの可視化を実現すること。また、そのためには単に見えるだけではなく、各工程に存在するシステムとシームレスに繋がることで、初めて映像が実用的になると考えています。
物流業界では今後、人手不足が一層深刻化することが予想されています。その中で、クラウドカメラ技術を活用し、作業の効率化やトラブル防止を実現することが、業界全体の競争力向上につながると提言しました。
2. 活用方法と具体例
セーフィーのクラウドカメラソリューションは、以下のような場面で役立つことを紹介しました。
納品トラブル(「入ってる/入ってない」問題)の抑止:映像を活用して配送・検品プロセスの透明性を向上。
現場の生産性や品質の向上:作業員の動線分析や作業内容の可視化を通じて、効率的な業務運営を実現。
マテハンなどのトラブルの早期発見:リアルタイムで異常検知を行い、迅速な対応を支援。
3. Viewerの紹介
クラウドカメラ専用アプリ「Viewer」についても紹介し、現場の担当者がスマートフォンやタブレットを通じて手軽に映像データを確認できる利便性をお伝えしました。
特に注目を集めたのが、実際にセーフィーを導入した物流施設での事例です。ある倉庫業者では、梱包や仕分けのミスの有無を映像証跡によって特定し、無駄な代品発送を減らせるだけでなく、ミスがあった場合は映像を元に原因を迅速に特定し、現場改善を実現しているという事例を紹介しました。
物流DXへの第一歩は「見える化」から
プレゼンの最後には、物流業界の未来を見据えたお話をさせて頂きました。「物流の現場を変革する第一歩は、映像データを活用した“見える化”です。セーフィーは、その実現を支援し、業界全体のDXを推進します。」と結ばれ、セーフィーの技術がもたらす可能性が大きく期待されています。
物流業界の持続可能な成長には、課題を正確に把握し、最適なソリューションを迅速に導入することが必要不可欠です。
セーフィーのクラウドカメラがその解決策としてどのように役立つのか、これからの展開にもぜひご注目ください!
- 物流業界向けクラウドカメラ活用ガイド
- 物流業界におけるクラウドカメラの活用方法と導入事例をご紹介しています。